くしゃみや鼻水、涙などなど、様々な辛い症状に悩まされる花粉症。
できるだけ、症状を軽減したいですよね。
これらの花粉症の症状により、仕事に集中できなくなってしまったり、イライラしてしまったりするのは大きな悩みです。
そこで活用したいものの1つが、花粉症の薬です。
ですが、薬と聞くと、なんだか構えてしまいますよね。
では、花粉症の薬は本当に効果が期待できるものなのでしょうか?
副作用などは無いのでしょうか?
そこで、そんな花粉症の薬について調べてみました。
花粉症の薬☆市販薬と処方薬
花粉症の薬には、ドラッグストアなどで販売されている市販薬と、病院で処方される処方薬がありますね。
花粉症に効果的な薬は、主に3つの種類に分けられます。
・抗ヒスタミン薬
・抗アレルギー薬
・ステロイド
これらの種類のうちで、市販薬として販売されるのは、主に抗ヒスタミン薬です。
花粉症の症状というのは、ヒスタミンという物質による刺激で起こります。
このヒスタミンの働きを抑える効果があるので、比較的高い効果で、症状を抑えることができます。
それから、処方薬として出されるものの多くは、抗アレルギー薬やステロイド系のお薬です。
抗アレルギー薬はヒスタミン放出や発生を抑える効果があり、症状の軽減に役立ちます。
症状が軽い方向けのお薬です。
ステロイド系のお薬は、粘膜の炎症を押さえます。
それから、免疫系の組織の反応性を低下させることにより、アレルギー反応も同時に抑えてくれます。
これは、効果が非常に高い薬なので、医師の指導のもとで正しい使用を心がけたいですね。
花粉症の薬☆副作用の心配は!?
主に3つの種類に分けられる花粉症の薬には、それぞれに考えられる副作用もあります。
抗アレルギー薬は、最も副作用の心配が少ない薬です。
ただし、花粉症症状を抑える効果も軽め。
抗アレルギー薬は体への負担が少ない分、花粉症時期は常に飲み続ける、という使用法も可能です。
それから、抗ヒスタミン薬は眠気、口が渇く、倦怠感などの副作用が感じられます。
車の運転などをする際には、危険なので服用を避けたほうが良いかもしれませんね。
抗ヒスタミン薬は市販薬にもよく用いられるものなので、薬の注意書きにも、「運転などは控えるように」という注意書きがあったりします。
そして最も副作用を危惧しなければならないのが、ステロイド系のお薬です。
ステロイドはホルモン剤ですから、身体の色々な機能のバランスを崩してしまう可能性があります。
感染症を起こしてしまいやすくなったり、中には胃潰瘍や抑うつ、骨粗しょう症などの症状を起こす可能性があります。
そのため、ステロイド剤の使用には細心の注意が必要です。
もちろん、医師のもとで処方される量を適正に飲む分には、ステロイドの薬もそれほど恐れることはありません。
よく相談しながら、適性に使用するようにしましょう。
花粉症の薬☆妊娠中は!?
花粉症は体の状態にも関係しています。
特に免疫が低下する妊娠中には、花粉症の症状が強く出て困ることがありますね。
ですが、妊娠中の薬というのは怖いものです。
では、花粉症の薬は妊娠中でも飲めるのでしょうか?
基本的に、妊娠中に薬を内服するのはあまり好ましくありません。
特に赤ちゃんの大切な器官が作られる初期には、できるだけ避けたいですね。
それでも辛い場合には点鼻薬や点眼薬で症状の改善を図ります。
また、妊娠中でも安心な漢方薬による改善という方法もあります。
いずれも、できるだけ医師の指導を受けるようにし、市販薬を自己判断で用いないようにしましょう。
あまりにも症状がひどい場合に用いられる薬として、抗ヒスタミン剤のポララミン錠や抗アレルギー薬のクラリチンが用いられることもあります。
これらの内服薬も、担当の産婦人科医によく相談のうえ、使用を考えるようにしましょう。
まとめ
花粉症の辛い症状を緩和するのに役立ってくれる花粉症の薬。
ただし、副作用の心配がゼロというわけではなく、それなりによく考えた使用が大切ということになります。
市販薬を利用しても良いですが、眠気などの症状には十分注意しましょう。
できれば、医師に相談し、自分の症状にピッタリ合ったものを処方してもらいたいですね。