ボランティアで活躍している50代の方をよく見かけます。
そうはいっても、ボランティア経験のない方にとっては、ボランティアって健康で元気な若い人たちが協力してするものでしょとか、自分にも出来るものがあるとは思えないとか、思いこみやしりごみする気持ちもあるかもしれません。
大地震などの被災地でよくボランティア活動が報道されますが、こういう場面での活動内容のイメージが強いせいかもしれませんね。
ですが、ボランティア活動は、無理なく自分で出来る範囲での参加が十分可能なのです。
50代の方が活躍するボランティアの例
例えば、サッカー場。
私が応援しているJリーグのチームのホームゲームをよく観戦に行きますが、入場口でのチケットチェックや、座席の案内、ゴミの分別収集に沢山の50代前後の方達が携わっています。
地域密着を掲げるだけあって、沢山のボランティアの方に支えられていますし、参加している方達も、みなさん生き生きと活躍されていますね。
また別のケースですと、乳幼児検診などの会場にも多くのボランティアさんがいます。
幼い兄弟の相手をして下さっている方達も50代位の女性が多いようです。
自分の子供が成長して手がかからなくなった方が、自分の育児経験を生かしてボランティア活動をされているようです。
このようにボランティア活動での50代の方達は、若い人に比べて体力には自信がなかったりするかもしれませんが、豊富な経験や知識が役に立つ場面も多いものなのです。
ボランティアで地域貢献
施設に出向いて行うボランティア活動だけでなく、自分の住んでいる地域での社会貢献という形でのボランティアにも50代の方が多く参加され、注目されています。
小学校児童の登下校にあわせて、見守ったり、交通安全の指導を行っていたり、 散歩の時間を合わせるというのも立派なボランティアですよね。
50代というと、子供さんに手がかからなくなり、時間の余裕が出てくる頃です。
さらに、定年を控えて、今までの仕事を中心とした生活から、自分の住んでいる地域にも目が向き始めるようです。
50代の方ですと、これから先の生活、定年後の経済的な問題とか、健康面への不安もそろそろ感じてくる頃ですし、人生80年といわれますが、定年後の生活の中心となるのは、やはり今住んでいる地域になります。
職場へ通勤していた毎日から、地域での生活になった時、自分の居場所が地域にあって、気心の合う仲間がいたら、普段の生活が居心地良く充実したものになるのではないでしょうか?
ボランティアに積極的に参加することで、働いていた頃とは違った仲間が出来ますし、同じ地域にすむ人たちとの交流を深めながら、社会貢献、地域貢献が出来るのです。
定年して、時間に余裕が出来てからと思うかもしれませんが、いざ時間が出来てしまってから、あれもやろうこれもやろうとすると、案外長続きしないようです。
50代のうちから、ボランティアでなくても、自分の趣味の活動など、人生を楽しむための種をまいておくと、老後の生活がより豊かに花開くのではないでしょうか?