インフルエンザの解熱後☆感染力はいつまで残っているもの?

インフルエンザ

インフルエンザというのは、感染力が非常に強い病気の1つとして知られています。そのため、解熱後でも感染のリスクを考慮して外出しないように、といった注意がされています。

では、具体的にはインフルエンザというのは、解熱後どの程度の間、感染力を維持しているものなのでしょうか?会社や学校を休むべき期間と、その理由を調べてみました。

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インフルエンザ☆解熱後の感染力

インフルエンザは高熱が出てしまうのが大きな特徴の病気です。熱が出ている間は体は辛いので、当然、誰もが学校や仕事を休もうと考えるでしょう。

ですが、解熱後には体にまだウイルスが残っているにも関わらず、元気が出てしまうため、外出したくなる人が多いのです。とは言っても、解熱後も感染力が無くなったわけではありません。

インフルエンザは解熱後も、2日程度は感染力を維持していると言われています。さらに、これが幼児の場合であれば3日程度は感染力を疑い、外出を禁止にした方が良いのです。

それから、インフルエンザの感染力が最も強くなるのは、発症から3日程度経過した時と言われています。

そのため、学校などではインフルエンザになった場合、熱が出てから5日間は出席停止、また、解熱後2日間は出席停止ということになっています。

社会人になっても、会社内での感染の拡大を防ぎたいのであれば、この日数を基準に休むことが大切です。熱も無いのに休めないから、というのは結果的に、周囲に迷惑をかけることになるのです。

インフルエンザの解熱後☆感染力が強い理由

解熱後には、身体の中にあったインフルエンザウイルスは無くなってしまったのではないか、と考える人が少なくありません。

ですが実際には、解熱後にも体の中にはまだまだ、たくさんのインフルエンザウイルスが残っている可能性が高く、これが感染力を発揮してしまいます。その理由には、薬の発達が挙げられます。

現在では、インフルエンザには特効薬として知られるタミフルがあります。このタミフルは、効果が高く、あっという間にインフルエンザによる高熱を下げて、症状を軽減してしまいます。

すると、身体の中にまだウイルスが残っているのにすっかり解熱して元気になった、という状態になってしまうことがあるのです。

そのため、「もう熱は無いから」と安易に考えて出歩いてしまう人が少なくありません。これが原因で、ますますインフルエンザを周囲に感染させてしまい、大流行させることになるのですね。

発症から48時間以内の服用が効果的とされるタミフルを、急いで飲んでしまうと、早ければ1日や2日で解熱します。

すると最も感染力が強いと言われる発症後3日の時点では、解熱後ということになっている可能性も大なのです。

熱も無いのに休むなんて考えられない、という方もいますが、特にタミフルなど薬を服用した場合は、発症から7日間はじっくり休むことがオススメです。

それから、このタミフルですが、解熱したからと言って飲むのを中止すると、体の中にウイルスを取り残してしまいます。

するとますます感染力を発揮することになるので要注意ですね!処方された分の薬は飲みきりましょう。

インフルエンザの解熱後☆しっかり対処を!

解熱後にも高い感染力を維持し続けるインフルエンザは、解熱後こそ、しっかりした対処を行うことが大切です。

熱が下がると体は楽になりますが、こじらせないためにも、しっかり安静にして根治してから動くようにしましょう。

それから、子供がかかるインフルエンザの場合には、特に解熱後に心得ておくべきことがあります。それは、子供の習い事を控えることです。

学校では出席停止になってしまうため、通うことができません。ですが、解熱後の子供は元気そのもの。そのため、外出したり、学校は休みでも習い事には通わせるという親が少なくありません。

そうして習い事に行くことで、身体に残っていたウイルスをまき散らしてしまい、その結果、周囲にインフルエンザを広めてしまうということは少なくないのです。

そのような事態にならないためにも、特に子供のインフルエンザに関しては、解熱後の感染力にも要注意し、発症から5日の外出禁止を徹底してください。

まとめ

インフルエンザは、かなりの長期にわたり感染力を維持し続ける、というのが厄介な病気ですよね。
たかがインフルエンザと言う人もいますが、高齢者や妊婦さん、小さな子どもなどがかかると、合併症を引き起こすリスクもある怖い病気です。

解熱後にもしっかり安静にすることで、周囲にそのような危険をまき散らすことのないようにしていきましょう。

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