数カ月前から手の甲に出来た湿疹?が増えて痒みもあるので皮膚科を受診したところ、扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)というウイルス性のいぼと診断されました。
扁平疣贅のことは今回初めて知りましたが、一体何が原因で出来てしまったのでしょう?
また、どのような治療をするのでしょうか?
扁平疣贅とは?人にうつる?
私の扁平疣贅は手の甲にできていますが、最初は加齢によるシミだと思っていました。
若いころから、あまり紫外線対策やスキンケアをしてこなかったので、40代半ばを過ぎたこともあり、シミが増えてきてこのままおばあさんのような手になってしまうのかと思っていたのです。
ところが、シミだと思っていた部分は周囲の皮膚と比べて盛り上がっており、しかも湿疹や水疱のようなものも出てきました。
手でさわるとブツブツしているし、しかも痒みもあるので気になってしまい、触っているうちに何個かかきこわしてしまいました。
薄茶色のシミとブツブツは別のもので、水仕事や洗剤の成分による、いわゆる主婦湿疹なのかと思っていました。
湿疹だったら、市販されている塗り薬で治るかな?
でも自己診断で対処した結果、悪化したらと思い、
皮膚科を受診することにしたのです。
皮膚科では、主治医による問診の後、拡大鏡を使って診てもらった結果、扁平疣贅というウイルス性のいぼの可能性が高いと言われました。
ウイルスが原因なので、いぼをいじった手で肌の他の部分を触るとうつってしまうので、できるだけ触らないようにと指導を受けました。
その上で、他の人にも感染ってしまう可能性があるので、継続的に治療をしていくことになりました。
受診した皮膚科で貰った扁平疣贅についてのプリントには、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスに感染したために出来るいぼのことを扁平疣贅というそうです。
扁平疣贅は青年性扁平疣贅と呼ばれることもあり、比較的若い世代や女性にできやすいウイルス性のいぼだそうです。
健康な皮膚であればウイルスが付着しても感染しませんが、皮膚に傷があったり、免疫力が弱っていると、感染していぼが出来てしまうのだとか。
私の場合は、手の甲に米粒の半分程度の大きさで、薄い褐色のいぼがいくつもできていますが、この扁平疣贅は顔に出ることも多いらしく、見た目を気にして悩んでいる方が沢山いらっしゃるようです。
扁平疣贅の治療について
今回は初診ということで、とりあえず炎症を抑える作用のある湿疹やかぶれ用の薬を処方してもらいました。
一日2回患部にぬる軟膏タイプの塗り薬で、無臭ですが塗った後はテカテカしています。
2週間後に再診を受けて、その時に改善されていなければ、液体窒素を使って治療すると言われています。
「ちょっと痛い思いをすることになるけど・・・」
という主治医の話が気になったので、帰宅してから調べてみると、液体窒素をつけた綿棒を扁平疣贅の患部に押し当て、いぼの組織を凍結凝固させる治療法だそうですが、デメリットはかなりの痛みを伴うことと、治療した痕が色素沈着することがあるということです。
私の場合両手の甲にかなり出来てしまっているので、痛みを我慢できるか不安です。
しかも、ウイルス性のいぼは1回で治ることは稀だそうで、治るまでの間1~2週間に一度の間隔で何回も通院する必要があるそうです。
皮膚科でもらったプリントにはいぼが治るまでには最低でも2~3ヶ月はかかると書いてありましたが、ネットで扁平疣贅の人の口コミを読むと、何年も悩んでいるという人も結構多いようでした。
自分でできる扁平疣贅の対策ってある?
今回は処方されませんでしたが、他の方は扁平疣贅の治療のために、ヨクイニンという漢方薬を処方されているそうです。
ヨクイニンははと麦からできた漢方薬ですから、ハトムギ茶を飲むのもいいかもしれません。
ただ、ヨクイニンを飲み続けても効果がなかったという人や、かえって悪化してしまったという人もいるようです。
自宅で治す方法について調べてみると、
ひまし油(加香でないもの)と重曹を半々の割合で混ぜたもので患部をマッサージする
とか
クエン酸を薄めたものを患部に塗ったり、お風呂に溶かして入浴する
といった方法があるようです。
また、木酢液や竹酢液をお風呂に入れたり、薄めてコットンなどに染み込ませ絆創膏などでいぼに貼り付けている人もいるようです。
他にも、口コミサイトの@コスメを見ていたら、扁平疣贅に効き目が期待できそうな、アプリコットカーネルオイル(杏仁油)という精油や馬油、紫雲膏という軟膏、はと麦エキスを使ったサプリメントや化粧水というものもありました。
いずれにしても、効果については個人差があるようです。
まとめ
痒みのある湿疹だろうと思っていたのに、実はウイルス性のいぼでうつる可能性があると分かり、皮膚科を受診して良かったです。
ただ、治療を何年も続けているのに治らない人がいることや、液体窒素を使った治療を受けることになったら、治るまで何度も痛みに耐えて治療しなければいけない事を考えると不安があります。
主治医と相談しながら、ハトムギ茶やオイル、木酢湯など効果がありそうなものについても、今後試してみたいと思っています。