秋冬になると、風邪をひきやすくなりますよね。特に体の抵抗力が弱い子供は、よく感染症をもらってきます。
風邪など体調を崩してしまった時に、親として特に気になるポイントの1つが、食事ですよね。どんな食事なら、身体に負担がかからず、早く治してあげることができるのか、と考えてしまいます。
そこで、風邪をひいた時の食事のポイントを紹介していきます。
子供の風邪☆食事は無理しない!
子供が風邪をひくと、熱が上がることもよくあります。高熱を出している時には、汗をたくさんかき、胃腸の働きが弱くなってしまいます。
この時に普段通りの食事を与えると胃腸に負担がかかる恐れがあるので、できるだけ消化の良いものを選んで与えることが大切です。
例えばお粥などは定番ですね。それから栄養を気軽に補給できる豆腐などもオススメです。ポイントは、消化が良く、また水分を多く含んでいる食べ物です。
熱を出している時には、水分が体から奪われやすくなってしまいます。この水分をしっかり補給できるように、消化の良い具材を入れた味噌汁なども取り入れてみると良いですね。
ただし、どうしても食欲が無い、という時には無理に食べさせる必要はありません。水分さえ摂れていれば、1日くらい食べられなくても、大きな問題にはなりません。
スポーツドリンクやお茶などで水分をしっかり与え、さらに果物など食べやすそうなものを食べさせてあげながら、無理のない食事を心がけてあげましょう。
風邪の時に食事がきちんと摂れなかったからといって、成長に大きく影響することはないので安心してください。
子供の風邪☆食事で与えない方が良いもの
子供が風邪をひいた時には、与えない方が良い食事もあります。
まず胃腸に負担がかかってしまうような刺激物は極力、控えたほうが良いですね。普段は子どもの大好物であるハンバーグやカレーといったものは、あまり消化が良くなく、胃腸に負担をかけてしまう恐れもあるので要注意です。
軽度の風邪なら良いですが、熱があるような場合には避けた方が安心ですね。
風邪をひいている時には、ガッツリ肉類、といった食事も避けた方が良いでしょう。こういったものは脂質も多く、胃腸にも負担がかかってしまいがちです。
豆腐などでタンパク質を摂ることをメインにし、魚を与える場合にも白身魚を選ぶなど、消化の良いものを選択してください。
逆に与えた方が良いものとしては、果物類が挙げられます。ビタミンCやB群をたっぷり摂取できれば、風邪の回復にも役立ちますので、ビタミンたっぷりで消化の良い果物を取り入れてみてください。
子供の風邪☆離乳食の場合
中には、食事といっても、まだ離乳食しか食べていないという子供もいますよね。
例えば半年程度の赤ちゃんの食事であれば、赤ちゃんの様子をよく確認しながら、離乳食を嫌がるようであれば、これも無理に食べさせる必要はありません。
この時期は離乳食から摂取する栄養は少ないので、母乳やミルクで栄養と水分をしっかり補給していきましょう。
それから、もう少し月齢が進んだ離乳食の場合は、段階を1つ前に戻した食事にしてあげると良いですね。例えば中期の子供なら初期のメニューに、後期の子供なら中期のメニューに、といった感じです。
より水分が多くて優しい食事に戻してあげることで、胃腸に負担をかけることなく、風邪の時にも離乳食が進められます。ただし、この場合にも無理強いは禁物です。
どの時期であっても、食事を嫌がるようであれば強引に食べさせる必要はありません。とにかく大切なのは、水分をしっかり摂取して、熱を下げることに集中することです。
胃腸に負担をかけてしまうと、熱が下がりにくくなり、ますます食べられない日が増えてしまうかもしれないので注意しましょう。
また、嫌がる時に無理に食事を食べさせると、吐いてしまう恐れもあります。どうしても栄養面などで不安を感じる場合には、小児科の医師に、食事についての相談をしてみると良いでしょう。
まとめ
風邪をひいた時に子供に食べさせる食事と言えば、お粥やうどんが定番ですね。
現代では育児書などで様々なレシピが紹介されているために悩んでしまいますが、昔の人は、お粥やうどん、それからすりおろしたリンゴなどで栄養補給をしてきたものです。
それで風邪の時期は十分に乗り越えられますので、胃腸が弱っている時には栄養面のことではなく、食べやすいか、負担がないかということをメインに考えてあげることが大切だと言えますね。