呼吸が苦しくなり、痰が絡むなどの不快な症状も起こってしまう気管支炎。
そんな気管支炎は、どのようなことが原因となって引き起こされてしまうのでしょうか?
また、気管支炎になった時には、どんな治療が行われるのか・・・
そして、そんな辛い気管支炎にかからないための予防法はあるのか・・・
気管支炎について、気になる点はたくさんありますね!
そこで、そんな気管支炎という病気について紹介します。
気管支炎の原因
気管支炎にはいくつかの種類があります。
そのうち、特に多いのが急性気管支炎。
この急性気管支炎という病気の原因になるのは、ほとんどがウィルスです。
原因となるウィルスは、ライノウィルス、インフルエンザ、パラインフルエンザ、アデノウィルスなどです。
また、マイコプラズマやクラミジアといった細菌が原因となることも、稀にあります。
それから、呼吸器に慢性的な原因がある方の場合は、肺炎球菌やインフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリスといった細菌が原因となることもあります。
微生物が感染することで気管支の粘膜部分に炎症が起こり、それが原因で咳や痰の絡みが出てくる、という症状の現れ方がほとんどです。
中には、喫煙や大気汚染、喘息などの原因によって引き起こされる可能性もある病気です。
気管支炎になったら
気管支炎になると、痰が絡んで、非常に呼吸がしづらくなってしまいます。
そんな気管支炎の症状が見られる時には、できるだけ早く医師の診察を受け、治療を行いましょう。
病院では、鎮咳薬・去痰薬・消炎薬などの薬が処方されます。
また、原因がインフルエンザの場合には、タミフルなどの薬も有効です。
それから、マイコプラズマやクラミジアが原因の場合には、マクロライド系やテトラサイクリン系などの薬を服用すると効果が期待できます。
あるいは、ニューキノロン系の抗菌薬が用いられることもあります。
それ以外のウィルスや細菌に関しては、特効薬は無く、対症療法となります。
大切なのは、痰が絡む、呼吸がしづらいという辛い症状を和らげ、ゆっくりと休養をとることですね。
原因となるウィルスや細菌に負けないためには、しっかり体を休ませることが1番大切です。
気管支炎の予防方法
まず、気管支炎は風邪やインフルエンザにかかった際に、併発する可能性の高い病気です。
そのため、この風邪やインフルエンザに感染することをしっかり防げば、かかる可能性をグンと減らすことができます。
基本的な風邪・インフルエンザ予防の方法である手洗いやうがいの徹底をしましょう。
それから、使い捨てマスクの着用も有効ですね。
また、風邪やインフルエンザが大流行する時期には、できるだけ人ごみに出かけないことも大切なポイントです。
それから、気管支に負担をかけてしまうような習慣はやめることです。
特にやめるべき習慣の1つが、タバコですね。
タバコは気管支はもちろん、肺などの呼吸器に大きな悪影響を及ぼします。
免疫力も低下させてしまうため、気管支炎などを起こしやすくなります。
予防のためには、禁煙が大切です。
また、気管支炎という病気自体には予防接種はありませんが、病気を予防することで防げる可能性が高くなります。
気管支炎の原因となりやすいインフルエンザに関しては、予防接種がありますので、毎年受けて、できるだけ防ぐようにしたいですね。
これらの予防法を徹底すれば、辛い気管支炎を起こす可能性はグンと減らすことができます。
かかってしまってからの治療では、薬を服用しなければならないし、体もしんどくなってしまいますね。
できるだけ、予防法を実践してかからないように気を付けましょう。
まとめ
気管支炎の原因となるのは、ウィルスや細菌です。
つまり、このウィルスや細菌への感染を防ぐことにより、気管支炎の発症も予防することができるということですね。
かかりやすい風邪やインフルエンザといった病気は、徹底して防ぐ努力をしましょう!
また、かかってしまった場合には、できるだけ早く医療機関を受診し、症状を和らげましょう。