ノロウィルスは、命に関わることもある怖い病気ですよね。
そんなノロウィルス、かかってしまうと大変なので、できることなら予防したいものです。
ですが、感染力の高い病気なので、予防をするのも大変そうですね。
では、そんなノロウィルスを予防するために、家庭でできる方法はあるのでしょうか?
そこで、気になる家庭でのノロウィルス予防法を調べてみました!
しっかり加熱!
ノロウィルスが最初に感染するのは、主に食べ物を介してです。
貝類などに含まれるノロウィルスを口にしてしまうと、感染してしまいます。
そこで、まずは最初の感染を防ぐために、食べ物の調理に気を付けましょう。
ノロウィルスは、85度で1分以上加熱することにより、無くすことができると言われています。
特にノロウィルスを持つことが多いと言われる牡蠣などは、できるだけ生で食べず、中までしっかりと火を通しましょう。
また、調理をする際には、しっかりと手を洗っておくことも大切です。
何かしらの原因で手にノロウィルスが付き、その手で生野菜のサラダなどに触れてしまうと、加熱せずに口にしてしまうことがあります。
そのような点もよく考えて、調理者は徹底的に衛生面に気を付けるようにしましょう。
食中毒と同じように、熱湯を使った消毒やアルコール除菌などで対策をするのも良いですね。
人からの感染を防ぐ!
ノロウィルスが厄介なのは、食中毒などとは違い、人から人へも感染してしまうということです。
ノロウィルスに感染した人の吐いた物や排泄物から感染してしまいます。
飛まつ感染する可能性もあり、家庭や共同生活施設など人同士の触れ合いが多いところでは注意が必要です。
また、調理をする人がノロウィルスを持っていた場合、その人が調理した料理から感染することもあります。
これらの人から人への感染を防ぐためには、手洗い・うがいの徹底が大切です。
特に、子供がノロウィルスに感染したために看病で吐物や便の処理をした場合には、家族に非常に感染しやすくなってしまいます。
こういった感染者の汚物の処理には、マスクをし、使い捨ての手袋を活用するようにしたいですね。
もちろん、処理後には徹底的に手洗いをしましょう。
それから、ノロウィルスが流行している時には、できるだけ人ごみに出かけないことも予防法の1つです。
人ごみに行けば行くほど、ノロウィルスをはじめとした様々な感染症をもらいやすくなってしまいます。
特に体の抵抗力が弱い子供やお年寄り、妊婦さんなどは、人ごみを避けることが、大きな予防法になると言えますね。
かかってしまったら?
感染力の強いノロウィルスは、家庭でできる予防法を一生懸命実践していても、絶対にかからないとは言い切れない厄介なものです。
では、もしノロウィルスにかかってしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか?
まず、病院で診察を受けることも大切ですが、感染を広げないよう、マスクなどを着用して行くようにしましょう。
ノロウィルスには特効薬というものが無く、病院で受けられるのは、基本的には対症療法です。
脱水症状が1番怖い病気なので、症状によっては輸液を行うなどの治療があります。
また、家庭でできるケアとしては、水分をしっかり摂取し、食べられる範囲でしっかり栄養を摂りましょう。
吐いた物や排泄物は、家族に処理してもらうと、家族間で感染を広げる可能性があります。
体が辛い時に、大変ではありますが、できるだけ自分で処理してしまいましょう。
処理した後には、もちろん手洗いもしっかり行います。
しっかり水分を摂って休養することで、ノロウィルスは自然治癒しますが、体力の無い乳幼児や高齢者の場合は注意が必要です。
あまりにも症状が悪化した場合には、自己判断ではなく、医師にしっかり診てもらいましょう。
まとめ
下痢や嘔吐という辛い症状が起こるノロウィルス。
調理法の工夫や調理する人の衛生面の徹底などにより、家庭でできる予防法をしっかり実践したいですね。
特に子供がいる家庭では、抵抗力の弱い子供がノロウィルスにかかるのはとっても心配です。
普段からしっかり栄養を摂り、免疫力を高めて、ノロウィルスに感染しにくい強い体を作ってあげたいですね!