パートナーのいびきが酷くて、よく眠れなかったという方は結構多いようです。
いびきが原因で人間関係がギクシャクしては困ります。
いびきを防止するためにはどうすればいいのでしょうか?
いびきを解消して質の高い眠りを
我が家でも、朝に「昨夜はいびきが酷かったね」とお互いに話すことがあります。 まれに自分のいびきで目が覚めることもありますが、自分のいびきはわからないことが多いものです。
いびきの大きさによっては、パートナーが睡眠不足になってしまい、一緒に眠りたいけど別々に眠っているという方もいらっしゃるようです。
自分のいびきが他人の迷惑になるのではと、宿泊旅行に乗り気ではなかったり、いびきをかいて恋人に嫌がられたらどうしようかと悩んでいるかもしれません。
いびきによって家族や周囲の人間関係に悪影響がでるのは困りますから、いびき対策や治療によりいびきを防止したいものですね。
いびきは眠りの浅い時におきるようです
疲れがたまっていたり、お酒を飲んだ時にかくいびきは一時的なものなので、心配する必要はなさそうです。
ただ、普段よくいびきをかいているという方は、質の良い睡眠が取れていない可能性あります。
さらに、睡眠中に突然呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群(SAS)や病気が原因でいびきが引き出されていることもありますから、いびきが酷い時には、医療機関を受診しましょう。
診察結果によっては治療が必要かもしれません。
鼻の通りをよくするといびきの軽減にもなります
いびきは鼻や喉の空気の通り道が狭くなり、粘膜が振動することで音が鳴るようになります。
鼻の気道が狭くなると、鼻呼吸がしにくくなり口呼吸をしてしまいます。
口を開いて眠ると、舌が喉の方に落ち込んでのどの気道が狭くなってしまい、いびきをかきやすくなります。
ブリーズライトのような鼻の気道を拡げるテープを使うと鼻呼吸が楽になりいびきの解消や軽減にもつながるといわれています。
朝起きて喉がイガイガしていたり、渇いている方は口呼吸をしている可能性が高いので、テープで鼻の通りをよくして、鼻呼吸をするように心がけるといいでしょう。
花粉症などのアレルギー性鼻炎により鼻水や鼻づまり、鼻粘膜の炎症などで鼻の気道が狭くなっている時は、鼻での呼吸がしにくいので、口で呼吸することになってしまいます。
花粉症やアレルギー性鼻炎の治療を行い、鼻づまりなどの症状がよくなると、いびきの解消にもなるそうです。
寝具や日常生活の見直しでいびきを解消
太っている方は、のどの気道にも贅肉がついて狭くなったり、舌も肥大して喉気道を狭くしてしまいますから、いびきをかくことが多いようですから、減量・ダイエットをすることもいびきの解消に効果が期待できます。
アレルギー性鼻炎や肥満という訳ではないけれど、いびきをよくかいてしまうという方は、枕の高さや敷き布団、マットレスの硬さが体型に合わないために、横になったときに喉の気道が狭くなってしまいますから、喉の気道が狭くならないように調節するといびきが解消されるといいます。
仰向けで眠ると舌が後退して咽頭を狭めてしまう場合は、横向きに眠るといびき防止に効果があります。
お酒の飲み過ぎや疲労、ストレスなども睡眠時にのど気道の筋肉を弛緩させて、気道が狭くなり、いびきが酷くなるようですから、思い当たる方は日常生活を見直すようにしましょう。
もし、日常的な工夫や見直しでもいびきが解消されない場合には、病気がいびきの原因となっている可能性がありますから、耳鼻咽喉科やいびき外来など専門の医療機関を受診するようにしましょう。