紫外線は人にとって様々な害をもたらしてしまうものですが、その影響は人に限ったことではありません。
例えば室内に飾ってあるコレクションなども、紫外線を浴びることで様々な劣化を起こしてしまいます。
そこで、そんなコレクションを守るために活躍してくれるものの1つがアクリルです。
では、uvカットのアクリルの効果というのは、どの程度なのでしょうか?
また、アクリルならではのメリット・デメリットについても紹介していきます。
uvカットのアクリルの効果は?
uvカットのアクリルの効果についてですが、実はアクリルという素材は、素材そのものにuvカットする効果があります。
そのため、室内にある紫外線の約90%をカットできてしまうのです。
紫外線をしっかりカットすることで、美術品などのコレクションの劣化を防ぐのに役立ってくれます。
uvカットアクリル板と書かれたものは、特に紫外線領域の波長をカットできるような特殊なアクリル板が使用されています。
そのため、大半の紫外線をカットすることができてしまい、大変優秀であることが分かります。
そんなアクリル板によるuvカットの効果は、表面にコーティングされているというわけではありません。
板そのものに、全体的に効果が期待できますので、アクリル板を切ったり削ったりしても効果は持続します。
さらに、この効果については劣化する可能性も低く、アクリル板そのものがダメになってしまうまで、持続できると考えられます。
uvカットのアクリル板があれば、大切な絵画やフィギアも紫外線からしっかり守り、美しく保管し続けることができるというわけです。 アクリル板は、想像以上に優秀な素材なのですね。
uvカットのアクリルの効果以外のメリット
uvカットのアクリルの効果が大変優れていることが分かったところで、他にアクリルという素材にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
まずこういったコレクションを保護する際によく用いられる素材と言えば、ガラスが挙げられます。
そんなガラスと比較したメリットをチェックしてみましょう。
ガラスに比べると、アクリル板は軽量というのが大きな魅力です。
軽いため扱いやすく、様々なシーンで活用できます。
しかも割れにくいため、安全性が高いのも嬉しいですね。
また、アクリル板は透明度が高く、作品を美しく見せることができるというメリットもあります。
uvカットのアクリルは、紫外線に対する効果以外にも、このように多くのメリットがあるのです。
絵画やフィギアなどのコレクションの保管に悩んでいるなら、アクリルで作られた額縁やケースは、大変おすすめと言えますね。
uvカットのアクリルのデメリット
uvカットのアクリルは作品を大切に守りたい時に、様々なメリットを持つ便利な素材であることが分かりました。
ですが、メリットばかりなのかと言えば、そういうわけではないので注意が必要です。
uvカットのアクリルにもデメリットと言えるところがありますので、購入時や使用時には、この点もしっかり理解しておきましょう。
まず1つ目に、uvカットのアクリルはガラスに比べると価格がやや、高いというデメリットがあります。
コストを重視するのであれば、ガラスの方が良いかもしれません。
ただ、作品を長年に渡り守ってくれる素晴らしい効果を考えれば、価格に応じた価値があるとも言えます。
それからuvカットのアクリルは、傷が付きやすいというデメリットもあります。
持ち運んだリ、よく触れたりしていると、割れにくいものの、細かな傷がついて曇ったように見えてしまうこともあります。
ただ飾って鑑賞する分には、大きな傷を付けてしまうリスクは低いと考えることもできます。
また、アクリルは静電気を帯びやすい、温度変化で伸びてしまいやすいといったデメリットもあります。
ですが、これらのデメリットも、普通にコレクションを守るために使用している分には、そこまで気にならないでしょう。
静電気により埃が集まることはあるかもしれませんが、柔らかい布などでこまめに拭き取れば、大きな問題にはなりません。
まとめ
uvカットのアクリルの効果は、驚くほど優れたものであることが分かりました。
ガラスケースでコレクションなどを保管していたという方は、よりuvカット効果に優れ、またメリットも大きいアクリルに変えてみるのも良さそうですね。