引越しをすると、どこの地域に住むことになったのか、知り合いにはしっかり伝えておきたいですよね。
ですが、忙しくてなかなか連絡ができなかったりもします。
そこで役立つツールがハガキです。
ですが、携帯電話などで気軽に連絡が取れる現在、ハガキで引越しの連絡をする人は少なくなってきています。
そのため、不慣れで「一体どんな挨拶文を入れれば良いの?」と悩んでしまったりしますよね。
そこで、引越しのハガキを書く際のマナーについて調べてみました。
引越しのハガキ☆挨拶文のマナー
引越しのハガキは、忙しさにかられてお世話になっている方に連絡するのを忘れてしまわないように送る、というのが基本的なルールです。
引越し後、バタバタとしてメールや電話もせずに過ごすと、そのまま住所を知らせずに関係が疎遠になってしまうことがあります。
そうならないよう、引越し先での生活がある程度落ち着いたら、ハガキで挨拶するというのがマナーとなっているのです。
そんな引越しのハガキで挨拶文を書く際のマナーとしては、まず基本的な手紙を書く際と同じです。
最初は、時候の挨拶から入ります。
それから、引越ししたことを報告し、理由なども書けるなら書くと良いですね。
また、新居がどんなところなのか、どこら辺にあるのか簡単に説明しておきます。
そして、「新居に遊びに来てください」というような言葉も入れると良いですね。
あとは日付を入れ、さらに引越し先の住所と電話番号を入れます。
最後には、家族全員の名前を入れるのが良いですね。
こういった構成を頭に入れておくと、不慣れな引越しの挨拶のハガキも、書きやすくなります。
マナーとしては、ほぼ通常の近況報告のハガキと同じです。
引越しても相手との関係を大切にしたいという気持ちが伝わる内容にすれば良いですね。
引越しのハガキ☆挨拶文の文例
引越しのハガキの挨拶文は、具体的にはどのような文を書けば良いのでしょうか?
手紙を書くことに不慣れな方の場合、難しく感じられますよね。
そこで、いくつか文例を紹介します。
●文例1
この度、引越しをいたしました。
都会から離れ、ゆったりと暮らせる緑の多い場所です。
お近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。
●文例2
手頃な引越し先が見つかりましたので、左記住所に引越しいたしました。
お近くにお越しの際には、お気軽にお立ち寄りください。
●文例3
この度、新住所に引越しいたしました。
取り急ぎお知らせいたします。
今後も変わらぬお付き合いをいただけますよう宜しくお願いいたします。
お近くにおいでの折には、ぜひお立ち寄りください。
こういった文例で、引越したこととその理由などを簡単に説明するのが基本です。
もちろん、相手がごく親しい間柄であった場合には、もう少しくだけた文章になっても良いでしょう。
引越しのハガキの基本マナーは?
引越しのハガキは、挨拶文の内容以外にも、いくつかマナーがあります。
まず1つ目に、出す時期ですね。
これは、基本的には引越しが済んでから1カ月以内が良いとされています。
ただし、どうしてもバタバタして間に合わなかった場合には、遅くとも2カ月以内には出すようにしたいですね。
それから、そこまで親交があるわけではない相手に関しては、時期が良ければ年賀状や暑中見舞いの際などに引越しのことを伝えるというのもアリです。
新住所を記載して、「引越したのでまた遊びに来てください」といった文章を添えると良いですね。
基本的に、引越しのハガキを出す相手というのは、やはり年賀状のやりとりをする程度の間柄の方となります。
ごく親しい間柄なら、電話やメールなどで伝える機会もあるでしょうし、あまりにも縁の少ない方には報告する必要性もありませんよね。
年に1~2度、お互いの近況を報告し合うくらいの間柄の相手に送るものであると考えると良いでしょう。
まとめ
引越しの挨拶にハガキを利用すると、メールなどに比べると、とたんにマナーなどが難しく感じられますよね。
ですが、基本的には引越しの挨拶文も、相手に気持ちが伝わるかどうかというのが大切なポイントです。
新居に引越したけれど、関係を維持していきたいという気持ちが伝われば良いですね。
また、新居の写真などを入れても素敵です。
写真屋さんなどで作ってくれるところもあるので、利用してみても良いですね。