一般家庭でよく料理に用いられる親しみのある食材の1つ、じゃがいも。
このじゃがいもの中でも、特別に「新じゃが」と呼ばれているものがあります。
新じゃがは皮が薄く、ホクホクと美味しいですよね。
だけどこの新じゃがの時期というのは、一体、いつからいつまでなのかと疑問に感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、そんな新じゃがについて調べてみました。
新じゃがの時期はいつからいつまで?
じゃがいもというのは1年中出回っている野菜なので、旬がいつなのか、よく分かりませんよね。
旬の時期に収穫されたじゃがいものことを新じゃがというのですが、実はこれ、時期がいつからいつまでというのも、明確には言いにくいものなのです。
というのも、じゃがいもの収穫時期は産地によって違っているのです。
そのため、一般的に本州では、春先の3月頃から初夏の6月頃まで出回るじゃがいものことを新じゃがと言いますよね。
ですが、じゃがいもの最大の産地として知られる北海道は涼しい気候であるために、時期が7月~8月となっています。
そのため、スーパーなどで「あれ?今の時期に新じゃが?」というものが登場してくるというわけです。
基本的には、3月頃から8月頃まで、長い期間楽しめるものであると考えておくと良いですね。
このように旬の時期がずれるのは、縦長な形をした日本という国ならではですね。
新じゃがって何?
新じゃがの時期がいつまでなのか、ということよりもまず、「そもそも新じゃがって何?普通のじゃがいもと違うの?」なんて思っている方もいらっしゃるでしょう。
新じゃがというのは、特徴としては皮が薄く、そのままでも食べられるようなじゃがいもです。
また、水分を多く含み、ホクホクとした味わいになっています。
このような味の特徴がある理由は、新じゃがは収穫し、貯蔵せずにすぐに出荷しているためです。
一般的に普通のじゃがいもとして販売されているものは、しばらくの間貯蔵していることが多く、その間に皮が固くなり、水分が減ったりするわけですね。
基本的には、2~3カ月、冷暗所で貯蔵されたじゃがいもが販売されていると言われています。
つまり、元は同じじゃがいもだけど、収穫されてから手元に届くまでの期間が違う、と考えれば良いですね。
新じゃがが美味しい、というイメージが強いですが、新じゃがにも、貯蔵してあったじゃがいもにも、それぞれに違った味わいがあります。
向いている調理法もそれぞれです。
どちらが良いというわけではなく、うまく使い分けるようにすると良いですね。
新じゃがを美味しく食べるコツは?
新じゃがを食べる際には、その特性を活かした調理をすることが大切です。
例えば皮。
新じゃがはせっかく、皮が薄くて食べられるのですから、皮ごと調理すると良いでしょう。
じゃがいもの栄養は、身と皮の間に最も豊富に含まれていると言われています。
皮を捨てると栄養素も損失してしまうので、その点からも、皮ごとの調理がオススメです。
また、新じゃがは水分が多いため、コロッケ作りなどには不向きです。
素材の味を楽しむじゃがバターなどが最適ですね!
それから、せっかく収穫後すぐに集荷され、家庭に届くじゃがいもです。
購入後は長期間保存せずに、新鮮なうちに食べてしまうというのも、美味しく食べるコツだと言えますね。
保存は冷暗所で、風通しの良いところに新聞紙でくるんで保存しておきましょう。
冷蔵保存する場合は野菜室ですが、3日程度のうちに食べてしまうのがオススメです。
それから、日の光に当たるとソラニンという成分を作ってしまい、体に有害になってしまいます。
直射日光を避けて保存しましょう。
まとめ
美味しくて、素材の味だけでも楽しめてしまう新じゃが。
収穫の時期によって、いつまでということがなく、長い期間楽しめるのは日本ならではですね。
新じゃがは、特別に凝った料理にしなくても、蒸してマヨネーズや塩、バターでいただくだけで十分な美味しさ!
素材の味と栄養を存分に楽しめる調理法で、満喫したいですね!