ノロウイルスの症状が軽い場合もあるの?その原因と対策は?

ノロウイルスと言えば、激しい嘔吐や下痢を繰り返す、とてもつらい病気という印象がありますね。
重症化して命に関わることもある病気なので、かからないように、またかかってしまった場合は感染を広げないように細心の注意をしなければなりません。

そんなノロウイルスの症状、軽い場合もあるということをご存じでしょうか?
ではなぜ、普通なら重症化しやすいはずのノロウイルスの症状が軽いもので済んでしまうのか、その原因と、対策について調べてみました。

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ノロウイルスの症状☆軽い場合

ノロウイルスの症状が軽い場合、主に起こるのは「軽めの下痢」「風邪のような症状」程度のものです。
激しい嘔吐と下痢、というノロウイルスの代表的な症状からはかけ離れているイメージがありますね。

中にはなんとなく、胃腸に不快感があるという症状のこともあります。
胃のあたりがシクシクと痛むとか、なんとなく食欲が出ないといった症状で、とても軽度なので普通に動くこともできるくらいなのですが、実はノロウイルスの症状であったということもあるのです。

他にもノロウイルスの症状が軽い場合、倦怠感や頭痛、脱水症状などが気になることもあります。
このような症状も、「今日はなんとなく不調だな」という感覚だけで見過ごされてしまうケースが多いので、注意が必要です。

ノロウイルスの症状が軽い場合の原因

ではなぜ、ノロウイルスに感染すると激しい症状が出る人が多いのに、軽い症状で済む人もいるのでしょうか?
この原因は、胃腸の調子であったり、その他の体調、免疫力などが大きく関係しているためです。

特に子供やお年寄りが重症化しやすいのは、免疫力が低いためと考えられます。
つまり、健康な大人が感染しても、ノロウイルスの症状が軽いもので済むケースは多いのです。

実はノロウイルスの症状は、9割程度の人が軽症で済んでいるということも言われています。
つまり感染しているにも関わらず、軽度の症状であるため、特に気に留めることもなく過ごす方が多いのですね。

「ノロウイルスなんてかかったことがない」「激しい嘔吐や下痢で辛そう」なんて思い込んでいる人も、実は知らない間にノロウイルスに感染していた、ということもあり得るのです。 そう考えると、怖いですね。

ノロウイルスの症状☆軽い場合の対策

ノロウイルスの症状が軽いのは、本人にとっては体が楽で嬉しいことかもしれません。
ですが、軽症で済んでしまうノロウイルスには困った点もあります。
それは、「本人が気づかない間にウイルスをばらまいてしまう恐れがある」という点なのです。

症状がひどい場合は、すぐに気づき、病院を受診したり、安静にしたりしますよね。
そうしてできるだけ家から出ず、人と接触せずに安静にしていることで、ノロウイルスの感染の拡大を防ぐことができます。

ですが軽い下痢程度や風邪のような症状だけだと、「少し不調だけど大丈夫」と思い込み、無理をして仕事に出てしまう方が大半でしょう。 そんな軽度の症状で仕事を休むのは怠慢、なんて考えてしまいますよね。

そうして仕事に出て、多くの人と接した結果、感染をどんどん拡大させてしまう恐れもあるのです。
特にお年寄りや小さな子供がいる施設で働く場合には注意が必要です。
そういったところで感染を拡大させてしまうと、かかったお年寄り、子供が重症化してしまう恐れもあります。

軽症で済む人もいれば、重症化して命に関わる事態になるケースもあるノロウイルス。
自分自身が軽く済んだからと言って、油断をすれば周囲に多大な迷惑をかけることもあるのです。

そこで重要な対策としては、まずノロウイルスに気付くことが挙げられます。
下痢や胃の不快感、なんとなく不調という症状がある場合は、まず病院を受診して検査を受けてみましょう。
特に周囲にノロウイルスに感染している人がいる場合は要注意です。

それから、感染していることが分かればすぐに家で安静にするようにして、感染の拡大を防いでください。
軽症だからといって感染力が低くなっているわけではありませんので、充分に周囲に配慮しておきましょう。

まとめ

ノロウイルスの症状が軽いというのは、実はよくある話。
本人すら気づかない間に感染し、その感染を広げている可能性があるのですから、怖いですね。
軽症でも感染対策をしっかり行い、時として恐ろしい病気にもなり得るノロウイルスを拡げないように努力しましょう。

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