風邪をひくと、のどがイガイガしたり咳が止まらなくなったりと、困った症状が多数出てきますよね。
そんな風邪、タバコで悪化するということはあり得るのでしょうか?
喉に吸い込むものなので、不安も大きいでしょう。
そこで、風邪をひいている時にタバコを吸うと悪化の原因になるのか、気管支炎などのリスクが上がることになるのかなど、気になる点について調べてみました。
風邪でタバコ☆悪化の原因?
タバコは百害あって一利なしと言われるものですから、風邪をひいた時に吸うと、良くないことは充分に予想できますよね。
風邪がタバコで悪化してしまう、という可能性がどの程度あるのかチェックしてみましょう。
まず、タバコから吸いこむ煙というのは有害な物質を多数含んでおり、しかも刺激が強いという問題があります。
吸いこむことで、風邪で弱っている喉や肺に刺激を与えてしまいますので、咳がひどくなったり、症状が悪化する恐れもあります。
タバコは体の中の酵素を大量消費してしまうことなども分かっており、これにより免疫力、自然治癒力などが低下して、治りにくくなる可能性もあります。 長引く風邪の原因は、もしかすると、やめられないタバコにあるかもしれないのです。
このように、特に咳という症状に関して、タバコが悪化させてしまうリスクがあるということを忘れてはなりません。
辛い咳から解放されたいのなら、できるだけタバコは控えることが得策と言えますね。
風邪でタバコ☆気管支炎のリスクアップ?
では、風邪をタバコで悪化させると、気管支炎などのリスクが高まってしまうのでしょうか?
これは、やはり気管支炎を起こす可能性があるということが言えます。
気管支炎は、太い気道から枝分かれしている左右にある気管支という部分に炎症を起こす症状です。
この症状には慢性と急性があり、風邪で起こるものは基本的に急性であると言えます。
急性の気管支炎は風邪のウイルスや細菌により引き起こされるものですので、喫煙の有無に関係なく発症するリスクがあります。
ですが、慢性の気管支炎に関しては特に喫煙が大きな原因になっていることが分かっています。
タバコは喉だけではなく気管支にも、そして肺にも悪影響を与えるものです。
例えば肺気腫の原因になることもありますので、注意が必要です。
肺気腫は息切れ、咳、痰などの症状を伴うものですが、風邪をひくと、これらが悪化する恐れがあります。
肺気腫の持病をお持ちの方は特に、風邪で悪化させてしまわないようにタバコをやめることが大切です。
風邪をひいて体が弱っている時ぐらいは、できるだけ禁煙を心がけましょう。
風邪でタバコ☆まずいのはなぜ?
風邪でタバコは悪化する原因にもなりますので、できるだけやめるのが得策です。
ですが、実は風邪をひいている時には、多くの方が「タバコを吸う気になれない」ものなのです。
その理由は、風邪をひいている時に吸うタバコがまずいから。
鼻づまりが起こりやすい風邪をひいている時には、タバコを吸っても、味覚や風味に関係する神経がマヒしており、とてもまずく感じられてしまいます。
そもそも、よく考えてみればタバコは元々、おいしいものではありません。
最初に吸った時に美味しいと感じた方はほぼ、いないでしょう。
それが習慣化して吸い続けるうちに味覚が慣れて、おいしく感じられてしまったりするのです。
そんなタバコが、鼻づまりによってマズイ、味がしないとう状況になったら、これを無理に続ける必要などありませんね。
風邪を悪化させる原因にもなりますので、風邪をきっかけに禁煙してしまうと良いでしょう。
まとめ
風邪がタバコで悪化する原因は、喉や気管支、肺などの空気の通り道に、刺激とダメージを与えてしまうからです。
できるだけ禁煙して、まずは厄介な風邪の症状を短期間で効率良く治すための努力をしていきましょう。
気が付けば、風邪が治る頃にはタバコを吸う気も無くなっているかもしれませんね。