甘くておいしいサツマイモを干して作る、干し芋。こちらもなかなかのおいしさで、おやつにはピッタリですよね!
ですが、やっぱり気になるのはカロリーです。干し芋のカロリーはどのくらいあるものなのか、またダイエット中のおやつにするには向いているのか不向きなのか・・・そんな気になるポイントを調べてみました。
干し芋のカロリーは!?
干し芋というとサツマイモという野菜から作られたおやつですから、ヘルシーなイメージがありますよね。ではカロリーはどうなのでしょうか?
まず100gあたりのカロリーをチェックしてみると、干し芋の場合、303キロカロリーもあります。これは板チョコを1枚食べるよりも高カロリーということになるので、焦ってしまいますね。
ちなみに干していないサツマイモのカロリーは、100gあたり130キロカロリー程度です。同じ重さで見てみると、干し芋の方が圧倒的に高カロリーなことが分かります。
全く同じ素材でできているのに、どうしてこんなにもカロリーに違いがあるのか、不思議ですよね。
その秘密は、重量にあります。干し芋は干すことによって水分を飛ばしているわけですから、その分、重量あたりのカロリーが高くなってしまうというわけですね。干すことによって栄養が凝縮されると同時に、カロリーも凝縮されてしまうということです。
干し芋はダイエット向きのおやつ?
干し芋のカロリーだけを見てみると、これはダイエットには不向きな食べ物と感じられてしまいますよね。ですが、食べ物に関して重要なのはカロリーという数字だけではありません。そこにどのような栄養素が含まれるのか、という点も重視する必要があります。
例えば干し芋には、むくみを解消するためのカリウムがたっぷりと含まれています。むくみはダイエットの大敵ですから、これを解消できる栄養素が豊富というのは魅力的ですね。またビタミンB群は脂肪を燃やすのに必要不可欠な栄養素ですが、干し芋にはこの栄養素も凝縮されます。
さらに食物繊維もたっぷりですので、便秘の解消にも役立つのです。このように、干し芋にはダイエットに嬉しい成分がたっぷりと含まれていることが分かります。
また、干し芋は噛み応えもあるので、少量でも満腹感を得やすいというのも嬉しいポイントです。ただし、食べ過ぎれば当然太ってしまいますので、カロリーのことも考えて、量は控えめに、よく噛んで食べることを心がけましょう。
干し芋の作り方は?
ダイエット中のおやつとしては、上手に活用すれば嬉しい効果が期待できる干し芋。市販されているものを購入しても良いのですが、やはり安心感などの面を考慮すると、できれば手作りしたいですよね。
では、そんな干し芋はどのようにして作ることができるのでしょうか?
一見難しそうに感じられる干し芋ですが、作り方は意外とシンプルです。まずサツマイモを洗い、鍋にたっぷりと水を入れて、水から茹でていきます。そして沸騰したら中火にして、柔らかくなるまで茹でていきます。
柔らかくなったらざるに挙げて冷まし、冷めたら皮を剥きます。この芋をお好みで薄く切ります。
これをざるなどに、重ならないように並べて天日に当てて干します。半日干したらひっくり返して、さらに干し、これを繰り返していきます。
3日ほど干したら良い感じに干し芋が出来上がるので、意外と短期間で楽しめますね。天気の良い日が続く時を狙って、できるだけしっかり乾燥させましょう!
まとめ
干し芋は一見地味な食べ物ですが、実は栄養価が高く、そしてカロリーも高いということが分かりました。食べ過ぎは禁物ですが、栄養面で見るとダイエットに役立つところもたくさんありますので、その点を考慮しながら上手に活用したいですね。手づくりも簡単ですので、コストをかけずにダイエットおやつとして準備してみても良いかもしれません。
サツマイモが大量に収穫できた時などには、保存性も栄養価もアップする干し芋にチャレンジ!そんな風にしてナチュラルで体に優しいおやつを作って食べていくのも、健康的で素敵な生活ですね。