ハロウィンといえばかぼちゃを飾るのが定番中の定番ですよね。ですが、このかぼちゃ、普段日本人の食卓に煮物やサラダなんかになって出てくるものとは、少々様子が違いますよね。
一体、ハロウィンで使用するこの品種の正体は何なのか、素朴な疑問を感じている方もいらっしゃるでしょう。
ハロウィンのかぼちゃ☆品種は!?
ハロウィンで定番中の定番となっている、オレンジ色をした巨大なかぼちゃ。これは一体何という品種なのでしょうか?
実は、ハロウィン用に販売されるかぼちゃというのは、基本的にはオレンジ色の外観であれば何でも良いのです。日本で親しまれている栗かぼちゃなどは使用されません。こういったオレンジ色の皮をしたかぼちゃというのは、ほぼ「ペポ種」というものになります。
品種といっても、どれか1つが特別にハロウィン用に決まっているわけではありません。ハロウィンで用いられる品種には、その名も「ハロウィン」とい品種、それからプッチーニやベビーパムなど、様々なものがあります。
八百屋さんというよりは、花屋さんなどで見かけることが多いですね。
ハロウィンのかぼちゃはどう使う?
ハロウィンと言うイベントのテーマカラーは、オレンジ色と黒になります。そのために、外皮がオレンジ色の品種が選ばれるわけです。
そんなオレンジ色のかぼちゃは、イベント時には中をくりぬき、顔を作り、さらに中に「ランタン」のように火をともすという使い方をします。これが有名なジャックオーランタンというものですね。
つまり、本格的にハロウィン仕様にするのであれば、ランタンにできるほどの大きさのものが必要になるわけです。一般的には一抱えくらいある大きさのものが用いられています。
日本でのハロウィンは、そこまで本格的に飾りつけを行うところは少なくなっています。そのため、用いられる品種も「おもちゃかぼちゃ」と言われるものが大半で、これはミニサイズで気軽に飾ることができます。くり抜いて飾るというのは難しいかもしれませんが、目や口を描くくらいならできそうですね。
ハロウィンのかぼちゃは食べられる品種!?
見た目にはオレンジ色をしていておいしそうに見えてしまうハロウィンのかぼちゃ。
これは実際に食べることは可能なのでしょうか?
実は、ハロウィンに飾られるオレンジ色のかぼちゃの大半は観賞用として用いられるものであり、食用ではありません。
仮に食べたとして毒性などがあるわけではないのですが、決して美味しい物ではないのです。渋味が強い、堅いなどの理由で、食用には不向きとされています。
せっかくじゃっオーランタンを作るためにくり抜いた後のかぼちゃがもったいないからと思い、料理を考えてみたのに・・・なんて残念がる人もいるかもしれません。
ただ、こういったかぼちゃの品種でも、実はいまいちでも種を美味しくいただくことは可能です。香ばしく炒ったりして、種まで美味しくいただいてみましょう。
それから、せっかくなので種を植えて、家でかぼちゃの栽培を楽しんでみても面白いかもしれませんね!せっかくハロウィン用に購入したかぼちゃ。鑑賞だけではもったいないという場合には、こういった色々な活用法を試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
一口にかぼちゃと言っても、実は様々な品種があり、ハロウィン用に用いられるものは品種が食用とは異なっているのですね。こういったことを知ると、さらにハロウィンと言うイベントが面白くなってきますよね。子供たちと、カボチャに関するマメ知識なんかを話し合いながら、このイベントを盛り上げてみましょう!
日本ではまだ、そこまで本格的な飾りをする家庭は少ないですが、かぼちゃをくりぬいてランタンを作るところから始めると、きっとこのイベントがもっと大好きになりますよ!子供たちにとっても、異文化に触れる良い経験になること、間違いなしでしょう!食用ではないかぼちゃですが、1度試食してみても面白いかもしれませんね。