健康効果や美容効果が高いことで知られる食品、納豆。
そんな納豆は、大豆を発酵させて作られています。
発酵というと、「腐らせているのと同じことでは?」と感じる人もいますよね。
そうなると気になるのが、納豆の賞味期限です。
もともと発酵させてある食品なのだから納豆に賞味期限など無いのではないかと考えてしまう方もいるでしょう。
そこで、そんな納豆の賞味期限について紹介します。
納豆の賞味期限はどれくらい?
まず、市販されている納豆の賞味期限というのは、一体どれくらいに設定されているものなのでしょうか?
これは、製造から約1週間程度となっています。
店頭に並べられる時期にもよりますので、賞味期限はパッケージに書かれた数字をよくチェックして覚えておきましょう。
ですが、発酵させた食品なのに、たった1週間しか日持ちしないというのは納得いかないという方もいらっしゃるでしょう。
では、この賞味期限を過ぎた納豆はどうなってしまうのでしょうか?
まず、賞味期限を切れた納豆で感じられるのは、ニオイのきつさです。
発酵が進んでしまうため、どうしてもニオイがきつくなってきてしまいます。
さらに、風味も落ちて美味しくいただくことができなくなっていきます。
また、さらに期間を過ぎていくと、表面にざらざらの砂状のものが出てきます。
それから、白いアミノ酸の結晶もできてしまいます。
これは健康を害するような成分ではありませんので、食べて体調を崩すということはあまりありませんが、美味しくは無いので食べないほうが無難ですね。
納豆は賞味期限が切れても食べられる?
納豆は、賞味期限を過ぎてしまったものでも食べることは可能なのでしょうか?
結論から言えば、ある程度の期間であれば、食べることは可能です。
味やにおいを気にしなければ、という大前提が必要となるので、ここはしっかり念頭に置いておきましょう。
ただし、あまりにも長く放置しすぎた納豆は、さすがに健康面でも不安がありますので、やめておいたほうが無難でしょう。
少なくとも10日程度で食べきるようにしたいですね。
2~3日程度であれば、賞味期限を過ぎてしまってもそれほど変化は無く、美味しくいただけるという声が多いです。
また、少し賞味期限が切れてニオイが気になるような納豆は、そのままではなく調理して食べるという手もあります。
炒め物などに加えて火を通せば、ニオイが軽減されて食べやすくなりますね。
ただし、美味しくいただくということを考えると、やっぱり賞味期限内に食べることを心がけたいですね。
納豆の賞味期限☆美味しく保つコツは?
賞味期限の短い納豆。
だけどこまめに買い物に行くのは面倒だし、常に家に常備しておきたいという方もいらっしゃいますよね。
そんな方は、保存の仕方に注意することで、納豆の賞味期限を最大限に引き延ばすことが可能です。
まず、納豆を保存する場所の温度には気を付けましょう。
例えば常温で保存した場合には、アンモニア臭がきつくなって、風味が損なわれてしまいます。
もちろん、直射日光や高温多湿の場所は避けるべきですね。
熟成が進み過ぎてしまいます。
冷蔵庫で保存するようにしてください。
また、賞味期限を引き延ばすのに有効な方法の1つとして、冷凍するという方法があります。
納豆の菌は、0℃付近を保てば増殖しないという性質があります。
これを利用し、冷凍庫で保管しましょう。
購入後すぐに冷凍すれば、約1カ月程度は日持ちするようになると言われています。
食べる際には、冷蔵庫で解凍するだけで美味しくいただけます。
まとめ
納豆の賞味期限は、あまり気にしないという方もいらっしゃいます。
中には冷蔵庫の中で2か月放置した納豆を食べても問題が無かったという強者もいるようですね。
ですが、やはり美味しく、しかも安全にいただくためには、納豆はパッケージに記載された賞味期限を守るのが基本です。
せっかく健康に役立つ食品なので、購入したら早めにいただきましょう!