クリスマスには「ケーキも手作りしちゃおう!」と張り切っている方もいらっしゃいますよね。
だけど、本格的なデコレーションケーキを作ろうと思うと、まず大変なのがスポンジケーキ作りです。
スポンジケーキは、なかなか膨らまなかったり失敗することも多いもの。
そんなスポンジケーキを、失敗せずに簡単に作れる方法を紹介します!
スポンジケーキの基本の作り方
スポンジケーキでは、基本として2つの作り方があります。
1つは卵黄と卵白を別々に泡立てる方法で、もう1つは一緒に泡立てる方法ですね。
原材料は卵・砂糖・小麦粉なので、味には大きな違いはありません。
どちらかといえば、一緒に泡立ててしまった方が楽ですね。
スポンジケーキ基本のレシピ
[note]○材料(15センチ型1台)
・卵・・・100g(約2個)
・砂糖・・・40g
・薄力粉・・・50g
・A.サラダ油・・・小さじ1
・A.牛乳・・・小さじ1[/note]
○作り方
準備として、薄力粉はふるっておきます。
型にオーブンペーパーを敷き、オーブンは170度に温めておきます。
①ボウルに卵と砂糖を入れて、湯せんにかけながら軽く混ぜ、温めます。
②これを湯せんから外し、ハンドミキサーにかけて、リボン状に生地が落ちるくらい「もったりする」までしっかり泡立てます。
③薄力粉を加えて、ゴムベラを使ってさっくり混ぜ、馴染んだらAを加えて混ぜ合わせます。
④③を型に流し込み、170度のオーブンで20分ほど焼きます。
⑤④が焼きあがったらオーブンから取り出し、型のままで少し持ち上げて落とし、内部にこもった蒸気を逃します。
⑥⑤を型から外し、網の上で逆さまにして冷ますことで、膨らんだ表面を平らにすれば出来上がりです。
基本の作り方も、意外と簡単なレシピですね。
シンプルだからこそ、焼き上げる時のちょっとした工夫が大切なのです。
そして、ちょっとしたミスでキメが粗くなったり硬くなってしまうというのも、スポンジケーキの大変なところですね。
スポンジケーキの失敗の原因は?
とっても簡単そうに見えるスポンジケーキのレシピ、どうして失敗してしまうことが多いのでしょうか?
その原因は、いくつか考えられます。
まず1つ目に、卵の泡を潰してしまったこと。
スポンジがふんわりと仕上がるためには、卵の泡が重要な役割を担っています。
卵の泡立て方が足りなかったり、粉やサラダ油、バターといった材料を加えた後で混ぜすぎると、硬く仕上がってしまいます。
もったりするまでしっかり泡立て、その後、他の材料を加えたら、気泡を潰さないようさっくりと混ぜましょう。
それから、焼きたてでふっくらしていたスポンジケーキが、時間の経過と共にしぼんでしまうこともあります。
これは、逆に卵を泡立てすぎてしまったり、粉の混ぜ方が足りない時に起こる現象です。
もったりリボン状に落ちるくらいまで泡立ったらすぐに止め、粉類もさっくり混ぜてしっかり馴染ませましょう。
それから、卵の量が多すぎてもしぼむことがあるので注意が必要です。
また、卵の泡立て方が足りなかったり、粉がきちんと混ざっていないと、スポンジケーキの生地のキメが粗くなります。
つまり、スポンジケーキでを失敗せずに美味しく仕上げるためには、卵と粉の混ぜ方が重要なカギを握っているということですね。
スポンジケーキ☆炊飯器で簡単レシピ
なんだか面倒で失敗率も高いスポンジケーキ。
そんなスポンジケーキを、失敗することなく簡単に作れるレシピもあります。
それが、炊飯器を活用したレシピです。
・炊飯器でスポンジケーキ
[note]○材料
・薄力粉・・・60g
・ベーキングパウダー・・・小さじ1/2
・卵・・・2個
・砂糖・・・40g
・無糖ヨーグルト・・・50g
・バター・・・10g[/note]
○作り方
事前準備として、炊飯器の釜には分量外のバターを塗っておきましょう。
①ボウルに卵と砂糖を入れて、湯せんしながら泡立て器で混ぜます。
②人肌程度の温度に温めってから、湯せんをはずし、ハンドミキサーでよく泡立てます。
③リボン状に落ちるくらいの硬さになったら、ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加えてさっくり切り混ぜます。
④ヨーグルトと溶かしたバターを加えてさっと混ぜ合わせ、炊飯器にセットし、スイッチを押します。
⑤炊飯完了したら、釜を数回落として空気を抜き、ひっくり返して釜から出し、冷ませば出来上がりです。
この作り方では、ベーキングパウダーを加えるので、より簡単に膨らみやすくなります。
また、ヨーグルトを加えることでしっとりしやすいですね。
焼き加減も間違いなしで、ふっくら仕上がるので失敗せずに作れる簡単レシピとして重宝します!
まとめ
スポンジケーキは、シンプルで簡単そうなのに、実は奥が深いレシピです。
しっとり美味しいスポンジケーキを成功させるために、色々な方法にチャレンジしてみましょう!