日本料理の定番メニューの1つでもある茶碗蒸し。
そんな茶碗蒸しの作り方は、単純なようで意外と難しいものです。
蒸しあがりにスが入ってしまい、滑らかさが無くなってしまったり、味つけがイマイチだったり・・・
そこで、そんな茶碗蒸しを失敗せずに簡単に作れる作り方を紹介します。
茶碗蒸しの作り方で失敗しないために
茶碗蒸しは、日本の料理の代表格だから、お料理ができる方にとっては失敗したくないメニューの1つ。そんな茶碗蒸しの作り方には、失敗しないためのコツがいくつかあります。
まず重要なのは火加減です。
火加減1つで茶碗蒸しの仕上がりが全く違ってくるので、ここのコツを覚えることが、茶碗蒸しの作り方で1番のポイントとなります。
できるだけ弱火で蒸す、ということを心がければ、スができにくくなります。
上級者になれば、「最初は強火で蒸し、すぐ中火にする」という方法で蒸すと美味しくできあがります。ですが、失敗したくないなら最初からとことん弱火で、時間をかけて作ってみましょう。
蒸し器内の温度が上がり過ぎると、スができる原因になります。
蒸し器のフタに菜箸などを挟んで、適度に蒸気を逃す工夫をしてみても良いですね。
それから、卵液を作る際にもコツがあります。
卵をだしを合わせたら、具材を加える前に、1度漉します。
こうすることで滑らかな仕上がりになります。
卵液を容器に流し込む際には、できるだけ泡立たないように静かに流し入れましょう。
そして、表面にある気泡をつぶしておきます。
この時、チャッカマンの火で気泡をあぶると、簡単に消すことができます。
それから、蒸し器で蒸す際には、フタの間に布巾をかぶせましょう。
水滴が落ちてスができるのを防ぐことができます。
これらの基本となるコツをしっかり実践することで、茶碗蒸しで失敗する可能性をグンと減らすことができます。
茶碗蒸しの作り方☆レンジで簡単!
蒸し器が家庭にないという方でも、意外と簡単に茶碗蒸しを作ることができます。
その方法が、レンジを使うという方法です。
レンジならどこの家庭でもあるので、実践しやすいですね。
[note]○材料(1個分)
・卵・・・1個
・だし汁…150㏄
・好みの具材[/note]
作り方はとっても簡単です。
卵を割り、できるだけ泡立てないように混ぜます。
ここにだし汁、具材を加えて、泡が立たないよう、そっと混ぜます。
それから気泡をできるだけすくい取ってから、ラップをかけ、600Wのレンジで3~4分、様子を見ながら温めれば出来上がりです。
レンジの機種によって、加熱時間は多少違ってきます。
様子を見ながら、というのが大切なポイントですね。
余熱でも多少固まるので、若干ゆるいかな?というくらいで止めても大丈夫です。
中に入れる具材には、シイタケや蒲鉾などの定番具材も良いですし、面倒な時にはネギだけを入れたシンプルなものにしてもよいですね。
茶碗蒸しの作り方☆炊飯器なら手軽!
茶碗蒸しを大量に作って楽しみたいという方には、レンジよりもさらに手軽にできてしまう方法があります。
それが、炊飯器を使って作るという方法です。
[note]○材料(2~3人分)
・卵・・・3個
・だし汁・・・540ml
・薄口しょうゆ・・・大匙1
・塩・・・少々
・好みの具材[/note]
作り方は、溶いた卵に薄口しょうゆと塩、だし汁を加え、後は好みの具材と共に炊飯器に入れてしまいます。
そして、炊くのではなく、炊飯器の保温機能を使って2~3時間保温するのです。
仕上がりは、フタを明けて中央部に竹串を刺し、何もついてこなければ出来上がりです。
時間のかかる方法ではありますが、放置するだけで簡単にできるうえ、弱火でじっくり蒸されるので、スができにくいというのが嬉しいですね。
1人分ずつ取り分けて、美味しくいただきましょう!
茶碗蒸しの作り方で、最も簡単で初心者向けの方法だと言えますね。
まとめ
茶碗蒸しの作り方には、色々なコツと方法があります。
料理人のように正統派の作り方で、滑らかで美味しい茶碗蒸しができれば嬉しいですが、これはそう簡単なことではありません。
自分流に、1番失敗の少ない方法で、ハードルの高い茶碗蒸し作りにチャレンジしてみましょう!