酢が美容と健康に良い、というのは古くから有名な話ですが、そんな酢の中でも、梅酢と言われるものがありますよね。
これについては、あまり知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこの梅酢、栄養豊富で嬉しい効能も期待できる優秀な食品なのです。
そこれ、そんな梅酢とは一体どういったものなのか、またどう使えば良いのかなど、役立つ情報を紹介していきます。
梅酢の栄養とは?
まず梅酢とは何なのかと言うと、これは梅干しを作る際にできる液体になります。
梅を作る際、塩を加えて漬け込みます。
すると水分が上がってくるのですが、この水分が梅酢と言われるものなのですね。
ちなみに、この塩漬けのみで上がってきた液体は白梅酢と言いますが、赤ジソを入れた後に上がってくるものは赤梅酢と言われます。
梅は健康効果の高い食品として知られていますので、その梅から出たエキスが豊富に含まれる梅酢もまた、注目度の高い食品になります。 一般的に用いられる食用の酢とは違い、酢酸発酵されていないので、酢酸は含まれていませんが、リンゴ酸、クエン酸、ポリフェノールなどの有機酸がたっぷり含まれています。
梅酢の栄養としては、他にも天然のアミノ酸や鉄分などのミネラルが挙げられます。
これらも美容と健康のために欠かせない栄養素ですので、積極的に摂取していきたいですね。
梅酢の効能をチェック!
美容と健康に役立つ栄養をたっぷり含む梅酢、効能・効果を具体的に挙げるとしたらどういったものなのか、知っておきたいですね。
まず、梅酢は酢と同じく、疲労回復に役立つことが分かっています。
これは、クエン酸が含まれているためですね。
このクエン酸には他にも、食欲増進、肝臓や腎臓の働きのサポート、下痢などの時の解毒・殺菌作用なども期待できることが分かっています。
また、老廃物を排出してくれるデトックス作用もありますので、美肌などの視点からも注目できる成分として、クエン酸が話題になっているのです。
それから、梅酢は骨粗鬆症にも効能が期待できるとい言われています。
梅酢を摂取することで、カルシウムの吸収率が高まり、強い骨を作りやすくなるのです。
また、梅酢はアルカリ性の食品であり、これを摂取すると体のめぐりが良くなります。
体のめぐりもまた、強い骨を作るために重要なポイントですね。
梅酢の効能で、もう1つ見逃せないのが動脈硬化や高血圧の予防効果です。
梅酢は過熱して使用すると、ムメフラールと言われる成分が作られます。
これが血液サラサラ効果を発揮してくれます。
さらに梅酢に含まれるポリフェノールにも血液サラサラ効果が期待できます。
これらの働きにより、血管や血液を健康に保つのに役立ってくれるというわけです。
梅酢が持つ様々な効果や効能は、他にも糖尿病予防や胃がんの予防、美肌効果など様々です。
健康に役立つことは確かなので、ぜひ食卓に取り入れていきたいですね。
梅酢の使い方は?
栄養がたっぷり含まれ、嬉しい効能も期待できる梅酢、使い方はどうすれば良いのでしょうか?
使い慣れていないと、どんなレシピに使えるのか分かりにくく、困ってしまいますよね。
ですが、実はそんな梅酢は、様々なレシピに活用することができます。
例えばサラダですね。
ハムやキュウリなどを混ぜて作ったサラダに、梅酢とかつお節をかけるだけで美味しくいただけてしまいます。
ドレッシング作りにも活用しやすいので、アレンジしながらイロイロなサラダにかければ、毎日でも取り入れることができますね。
それから、家庭料理の定番である鶏肉のから揚げを作る際にも、下味に梅酢と酒を使用するだけで、美味しさがアップします。
旨みがしっかり実感できる、さっぱりとしたから揚げになりますので、これも見逃せないですね!
梅酢は意外と、イロイロなお料理に活用できる便利な食品です。
うまく活用すれば、レパートリーを増やすのにも役立つでしょう。
まとめ
梅酢は栄養、効能といった点で見逃せない魅力満載な食品です。
ぜひ、使い方をマスターして、日々の食卓に少しずつ取り入れてみてください。