博多山笠のお祭りは福岡県の博多区で開催されているお祭りです。
毎年活気のあるお祭りとなっており、年々足を運ぶ人も増加傾向にあるようです。
ではこの博多山笠というのは具体的にどのようなお祭りなのでしょうか?
今回はその内容や歴史についてご紹介していきたいと思います。
ぜひこの博多山笠のことについて知って、足を運んで見に行ってみてはいかがでしょうか?
博多山笠の歴史について
では博多山笠の歴史とはどのようなものとなっているのでしょうか?
このお祭りの起源については様々な説があります。
都にて現在の祇園祭となる御霊会が行われていて、941年に祇園大神を勧請したことによって始まったという説。
また文献の「九州軍記」を見ると1432年に始まったという説もあります。
そんな諸説あるこのお祭りの起源ですが、最も広く知られている説は1241年だとされています。
当時神仏混淆の時代となっていました。
この時代には災厄や疫病を払いのけるために祇園の信仰と結び付けて、山笠の神事として行われるようになったのです。それが1241年の出来事だとされてきました。
これを起源としていくと2015年では774回目の開催となるのです。
こう考えるととても歴史の長いお祭りだということがわかりますね!
そして今のお祭りにまで発展した経緯についてもご紹介します。
当時は鎌倉や室町の時代が終わって世の中は戦国時代へと突入していました。
当時の博多は大陸貿易の基地として栄えていました。
しかしそれが原因となって戦国時代の戦によって辺りは焼野原となってしまったのです。
そしてその焼野原を復興せよと命じたのがあの豊臣秀吉でした。
当時はその復興を太閤町割りや博多町割りだとも言われていました。
そして復興を進めていく中でも今の博多山笠のお祭りは行われてきました。
そして時代は流れて1687年の正月のことです。
堅町(恵比須流)に嫁に行った土居町(土居流)の娘が花婿と一緒に里帰りをした時に、土居町の人が花婿に桶をかぶせるという余興を行いました。
しかしそれ堅町の人たちが怒ってしまい、二つの地域は一触即発状態になってしまったのです。
それをきっかけに夏のお祭りの時には恨みをもった恵比須流の人が昼食をとっていた土居流を追い越してやろうと走りだし、これに負けてはならないと土居流の人たちも一緒に走ったという経緯があり、それがこの博多山笠の追い山へと発展したと言われています。
一組の夫婦がきっかけとしてこの風習が出たというのはとても興味深いですよね!
今ではこの博多山笠のメインイベントの一つとなっています。
博多山笠の日程や具体的なスケジュールとは?
博多山笠のお祭りの日程は毎年7月1日〜7月15日の間に開催されています。
2015年のこの通りに開催することが決定しています。
では具体的なスケジュールはどのようなものなのでしょうか?
主にメジャーとなるものをピックアップしてご紹介します。
【7月1日】
●注連下ろし
これはお祭りの初日に舁き山笠が行われる流区域を清めていくものです。
町の隅々に笹竹を立てていき、そこに注連縄を張っていき、そこに竹で作った御幣を添えていきます。
その後に祝詞をあげてお祭りの安全祈願を行っていきます。
ちなみに恵比寿流はひと月早い6月1日に行うことが通例となっています。
●ご神入れ
これは山笠に神様を招き入れる神事となっています。
これをきっかけに商店街には飾り山笠が立ち並び始めます。
そして櫛田神社の神官がスケジュールに合わせて山笠を回って催行していきます。
その催行が終わったら山笠が一般に公開されるようになり、お祭りも活気づいていきます。
●当番町お汐井とり
これはその年に当番となった町の人たちが先に箱崎浜まで駆けていきます。
そして真砂を小さな籠に入れて持ち帰ってきます。
これは7月9日にも全流お汐井とりが同じような主旨で開催されます。
【7月10・14日】
●流舁き
ここからいよいよお祭りが本格的に始まっていきます。
ここから舁き山笠が一般に公開され始めます。
この舁き山笠が流区域内を舁き回り始めるので、大賑わいし始めます。
大きい道から細い路地まで回るので誰でも見られるような流れとなっています。
【7月15日】
●追い山笠
大太鼓の合図が出たらそれぞれ櫛田入りし始めていきます。
そして境内を出て約5kmのコースを通ってゴールを目指していきます。
そしてこの櫛田入りとコースとともに所要時間を計測していきます。
そして6時には荒ぶる神様に鎮めの能を捧げていきます。
このようにこの博多山笠には見所がたくさんあります。
見ていてとても元気の出るようなものばかりなので、ぜひ一度見に行ってみてはいかがでしょうか?
博多山笠に行った人の口コミ
では実際にこの博多山笠へ行った人たちの口コミをご紹介します。
[note]たまたまこの時期に博多に旅行へ行っていてこのお祭りを知りました。
豪華に飾られた山笠は見ているだけでも本当に楽しい気持ちになります。
またたくさんの人で賑わっていて活気づいています。
また機会があれば見に行きたいなと思います[/note]
やはりこのお祭りは夏の風物詩となってきているようです。
この楽しい雰囲気の中にいると自分も楽しくなってくるという声が数多くありました。
時期も7月の初旬の方なので暑すぎることもなく快適に過ごせるのではないでしょうか?
[note]追い山は本当に迫力満点ですごかったです!
やっぱりこのお祭りの名物だというのもわかる気がしました!
威勢の良い掛け声に私も元気づけられました[/note]
やはり追い山というのはこの博多山笠の名物となっているようです。
威勢の良い掛け声は周りの人たちを元気づけてくれるものとなっています。
ついついこっちも盛り上がっていきますよね!
まとめ
このように博多山笠は元気の良い活気のあるお祭りとされてきています。
博多の名物祭りとも言われているので、機会があればぜひ見に行きたいお祭りとなっています。
ぜひこの夏は博多へ行って活気のあるお祭りを見て一緒に盛り上がってみてはいかがでしょうか?