加湿器というと部屋の中にスチームを発生させることで湿度を適正に保つものですが、最近ではこれも随分と進化を遂げています。ハイブリッド加湿器、なんてカッコイイものも登場してきているので、気になりますよね。
ですが進化することで、かえって使いにくくなってしまう商品もあるのが現実です。では、このハイブリッド加湿器は掃除などは簡単にできるものなのでしょうか?それから、気になる電気代はどの程度なのでしょうか?
ハイブリッド加湿器とは?
機能性や使いやすさを考える前に、そもそもハイブリッド加湿器というのが何なのか、分からないという方もいるでしょう。
まず、これについて簡単に説明すると、気化式と蒸気式が合体したものをこう呼びます。気化式、つまりフィルターに水を染み込ませて、そこにファンを当てることで水を気化し、加湿するタイプのものに、ヒーターが内蔵されています。
通常の湿度の時には気化式で、湿度が特に低い時には電熱装置が動き、加湿効果を高めるという機能性に優れたものです。低湿度で蒸気式に代わることで、高い加湿機能を発揮してくれます。
また、特徴としては空気への影響が少なく、冷たくも熱くもない適温の風が出るため、室温のみの調整時に適しています。エアコンとの併用にぴったりですね。
ハイブリッド加湿器☆掃除の方法
ハイブリッド加湿器は機能性に優れている分、お手入れが大変なのではないか、という印象がありますよね。確かにこのタイプは、数種類ある加湿器の中で、掃除が難しいタイプだと言われています。
まず掃除をする際には、商品に添付された説明書をよく読んで確認しておきましょう。機種により若干の違いはありますが、基本的には、吹き出し口と吸気口フィルター、タンク、加湿フィルター、受け皿といった部分の掃除になります。
吹き出し口は柔らかい布で拭いたり、取り外して洗浄すると良いでしょう。歯ブラシがあると便利ですね。
それから、吸気口フィルターはフィルターを取り外して掃除機で吸い取り、埃を取り除きます。タンクは水垢がつかないようにこまめに取り外し、すすぎましょう。
加湿フィルターに関しては洗浄液に浸け置きしてから洗います。これに関しても説明書をよく確認してください。洗浄後にはよくすすぎましょう。1年程度で交換するのが好ましいですね。
最後に受け皿ですが、こちらも汚れが付きやすい部分ですので、こまめに取り外して水洗いすると良いでしょう。柔らかい布で拭き取ってもOKです。
ハイブリッド加湿器☆電気代は?
ハイブリッド加湿器のもう1つ気になるポイントが、電気代です。実はこのタイプは、意外と消費電力が高くなってしまいます。
その理由は、電熱装置を内蔵しているためですね。そのため、気化式と言われるタイプよりはどうしても消費電力が高めになるのです。
ただし、蒸気式のタイプよりはやや、電気代を節約できる傾向があります。その電気代は、機種や電気の契約内容によっても変わってきますが、平均的には1時間あたり4.8円程度。高めとは言っても、知れていると感じる方が多いでしょう。
湿度が高い時には電気代が高くなり、低い時には安くなるというタイプなので、しっかり加湿しながら効率の良い電気の使い方をできるタイプ、と理解することができますね。
つまりハイブリッド式の加湿器というのは、気化式と蒸気式の良いところを併せ持ったものということになります。
蒸気式よりも電気代は抑えられるけれど、気化式よりも加湿効率は高い、という点が優れているのです。そのため、本体の価格もやや高めの傾向があることを忘れてはなりません。
まとめ
様々な加湿器がある中で、注目されているハイブリッド加湿器。利点としては、湿度の高さに応じた運転の切り替えができるため、効率が良いということが挙げられますね。
ただ、掃除が面倒だったり電気代がやや高めであったりというデメリットと言える面もあります。加湿器にどのような効果を求めるのか、ニーズに合わせてじっくり検討することが大切ですね。