最近では暖房器具もどんどん多様化してきています。そうなると、結局どれが電気代が安いのか、よく分からなくなってしまったりしますよね。例えば最近人気のカーボンヒーター。これはストーブなどに比べるとどうなのでしょうか?そこで、そんなカーボンヒーターの電気代が安いのかどうか、調べてみました。
カーボンヒーターは暖房効率が良いから電気代が浮く!
カーボンヒーターが大人気となっている理由の1つには、やはり電気代が安いという点が大きいようです。ですが、見た目にはストーブのような感覚で、電気をたくさん消費しているような印象がありますよね。では、どうしてそんなカーボンヒーターの電気代は安いのでしょうか?
実はこれは、暖房の効率が非常に良く、その分、消費電力が少なく済むという特徴があります。カーボンヒーターの発熱体に使用されているのは、炭素繊維という物質です。これは、効率よく体を温める作用があります。
エアコンや電気ヒーターとは違う原理で、遠赤外線効果により、人の体の内部の分子を振動させて、内部から温める効果を発揮してくれます。これは日差しの下にいると体が温まるのと同じ原理になります。
この効果は、一般的な電気ストーブの約2倍であると言われています。2倍の効率で温まるということは、使用する電力は1/2で良いということになり、結果的にカーボンヒーターの電気代は安いと言えるわけです。
カーボンヒーター☆電気代以外にもメリットが!
カーボンヒーターが人気となっている理由は、電気代が安いということだけではありません。まず、他の暖房器具に比べると非常に軽量でコンパクトであるため、持ち運びが楽という点が挙げられます。カーボンというのは繊維なので、このようにコンパクトにすることが可能なのです。
持ち運べるということは、屋外でも使用することができます。遠赤外線に関しては、風の吹く屋外で使用しても飛び散るリスクが無く、火事などの心配もなく使用できるのです。
それから、ファンヒーターのようになかなか温まらなかったり、暖房のように最初は冷たい風しか来ないということもありません。すぐに温まり、しかも体の芯からポカポカさせてくれるという魅力があります。
空気を汚さないので、喚気の必要もなく、また乾燥もしません。しかも価格が意外とお手頃なので、気軽に購入できるというのも嬉しい点ですね。
カーボンヒーターの欠点
安い電気代以外にも、様々な魅力があるカーボンヒーター。ですが、実は欠点と言える部分もあります。
まず1つ目に、これは近くであたっている人しか温めることができないということですね。つまり、1台あっても1人用にしかならないというわけです。部屋全体が温まるわけではないので、人数分購入し、稼働させるとなると、結局電気代も高くなりますね。
また、エアコンの場合には部屋の温度が上がるまでは電気を大量に消費しますが、その後は電力をほとんど使いません。これに対し、カーボンヒーターは常に高い電力を出力し続けるので、使い続けるのであれば、エアコンの方が電気代が安いという結果になってしまいます。しかも、ヒーターに向かって当てている部分しか温まらないため、設置場所の工夫も必要になってきますね。
つまり、カーボンヒーターは「どう使うか」ということで、そのメリットが大きく左右される暖房器具であると言えます。うまく活用すれば、お得で便利なものですが、活用方法を間違えれば、電気代ばかり食う使えない暖房器具になってしまうのです。
まとめ
カーボンヒーターの電気代は、同じような温め方をする電気ストーブと比較すれば、安いということが分かりました。ですが、使い方によっては電気代が高くつくケースもあるので、どのように温めたいのか、その目的に応じた活用方法を取り入れていくことが重要だと言えますね。
エアコン、ホットカーペット、こたつ、カーボンヒーター。こういった暖房グッズを、うまく使い分けながら、電気代を節約しつつ快適な冬を迎えましょう。