友人や親類が結婚するとなると、ゲストとして招かれることも出てきますよね。こういった結婚式という機会にはマナーが問われるものですが、その第一ステップとなるのが招待状の返信です。
結婚式の招待状の返信には様々なルールがあり、これがきちんとできていないと、恥ずかしい思いをしたり不快な思いをさせてしまうこともあります。そこで、このような場面で失敗しないためのマナーについて紹介します。
結婚式の招待状の返信☆宛名面の書き方
結婚式の招待状には、式を挙げる夫婦の名前と住所が書かれてあります。中身を書いたら、「あとは投函すれば良いだけ!」と何も考えずにポストに放り込んでしまう方もいるかもしれません。
ですが、マナーを重んじる国、日本ではこれはNGなのです。もちろん、そのまま投函しても届きますが、ここはきっちりマナーを守っておきましょう。
宛名面で注意しなければならないポイントは、「行」です。宛名の最後が「○○○○行」となっていますので、この行を二重線で消して、横に「様」を書きます。この際、敬称である様は少し大き目に書くとバランスが良くなります。
結婚式の招待状☆返信の際は裏面に注意!
結婚式の招待状を書く際に、最も気を遣うのは裏面の書き方ですね。まずは「ご」「御」などを消していきます。ご出席の「ご」、御住所の「御」、「御芳名」の「御芳」を二重線で消すのがマナーです。御芳名に関しては「御」だけではない点に注意してください。
また、もう1つ二重線で消すべき部分があります。これは、「ご欠席」です。出席する予定の場合には、この「ご欠席」の3つの文字を二重線で消しておきましょう。
さらに、住所や氏名といった必要事項を丁寧な文字でしっかり記入し、あとはメッセージを添えます。出席の部分は、「ご」を消すだけでなく、出席を○で囲み、さらに「慶んで出席させていただきます」になるよう、言葉を足します。それから、余白に「ご結婚おめでとうございます。」などのメッセージを添えましょう。
親しい友人であっても、このメッセージは砕け過ぎないようにして、あくまでもマナーを守ったものにしてください。ここまでしっかり招待状の返信マナーが守られていれば、相手も気持ち良く受け取ってくれるでしょう。
結婚式の招待状の返信☆その他のマナー
結婚式の招待状で守るべきマナーは、書き方だけではありません。その他の気を付けるべきマナーとしては、返信の時期です。式を挙げるにも色々と準備がありますから、できるだけ早めに返信した方が良いですね。
招待状が届いて2〜3日以内に、遅くなったとしても1週間以内には返信するようにしましょう。メール、電話等による返事はNGです。
ただし、もし何らかの理由で出席できなくなってしまった場合には、欠席で返信するのは相手を不快にしてしまう恐れがあります。この場合には、直接電話などで、「事情があって行けなくなってしまった」ということを伝えましょう。
もし欠席での返信を送る場合であっても、まずは電話などで事情を話したうえで返信するのが良いですね。その場合には結婚を祝うメッセージと共に、「せっかくのお招きですが都合により出席できません」といったメッセージを添えましょう。
それから、上級者としての返信の書き方もあります。これもチェックしておくと良いですね。それは、「ご」や「御」、「御芳」などを二重線ではなく、「寿」という文字で消す方法です。お祝い事らしさが出て、素敵ですね。
また、こういった場合にキレイな文字を書くことができるというのも素晴らしいものです。ボールペン時などを練習して、より周囲に「きちんとしている人」という印象を持ってもらえるような、キレイな整った文字が書けるようになりましょう。
まとめ
結婚式の招待状の返信には、イロイロとマナーがありますし、なかなか慣れないものなので大変ですよね。ですが、だからこそこういった場面で完璧にマナーを守っていると、素敵に見えるものです。しっかり覚えて、いざという時に恥ずかしい思いをしないようにしましょう。