夏に旬を迎える美味しい野菜の1つに、かぼちゃがあります。
そんなかぼちゃですが、中には「そうめんかぼちゃ」というネーミングで親しまれる、少し変わったかぼちゃも存在します。
では、このそうめんかぼちゃはどのような味で、栄養価はどのようになっているのでしょうか?
一般的なかぼちゃとの違いを知りたいですよね。
そこで、そんな気になる種類のかぼちゃについて調べてみました。
そうめんかぼちゃはどんなもの?
まず、「そうめんかぼちゃ」という品種のかぼちゃ自体が耳慣れないものだと感じる方もいらっしゃるでしょう。
こちらは、正式名称を金糸瓜と言います。
石川県の能登伝統野菜として知られる物の1つとなっています。
最近になって知られるようになってきた食材ですが、実は伝統のあるものなのですね。
特徴的なのは中身で、愛称にあるように、まるで「そうめん」のようになっています。
一般的なかぼちゃとは大きく違うので、どのようなレシピに用いれば良いのか分かりにくいという声もありますね。
そのようなことから、これまではあまり全国的には販売されていませんでした。
使い方が分かりにくいということで、販売してもあまり購入されなかったようです。
ですが、最近ではテレビなどでも紹介されるようになり、じわじわと人気が出てきています。
価格帯は1個100円〜200円程度なので、気軽に試すことができますね。
こちらはかぼちゃのように保存性の高い野菜で、きちんと管理して保存しておけば、約1カ月は日持ちします。
使いやすく、主夫の味方になってくれそうな野菜ですね。
そうめんかぼちゃの味とは?
中身の見た目がまるでそうめんのような「そうめんかぼちゃ」。
味がどのようなものなのかイメージしにくいと感じる方もいるでしょう。
かぼちゃというと、甘くてホクホクしているイメージですが、こちらはかぼちゃというよりは「瓜」をイメージしたほうが良いですね。
味が淡泊でさっぱりとしており、様々な料理に合わせやすいのが特徴です。
硬さもあり、シャキシャキとしており、大根サラダのような食感です。
夏バテで食欲がない時でも、あっさりといただきやすいのが嬉しいですね。
こちらは調理法も特殊です。
まずはそうめんかぼちゃを輪切りにしてから、10〜15分茹でていきます。
その後、実の部分をほぐしてそうめん状にするのです。
あとは、そうめんのように麺つゆでいただくのも良いですし、サラダにしてみたり、合わせ酢で和えてみても美味しいですね。
あっさりですが甘味もやや感じられ、クセになる方が多い食材です。
そうめんかぼちゃの栄養は?
そうめんかぼちゃはあっさりと淡泊な味わいですので、栄養についてはどのような物が期待できるのか、というのも気になるところです。
オレンジ色の濃いかぼちゃのような栄養は期待できないのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、そうめんかぼちゃにはそうめんかぼちゃの魅力的な栄養があります。
特に注目したいのが、カリウムです。
カリウムは塩分や余分な水分を排出するのに役立つ栄養素ですね。
そのため、外食をした翌日などにはそうめんかぼちゃを食べると、むくみがスッキリできます。
また、そうめんかぼちゃは栄養価という点ではかぼちゃに劣るところがあるかもしれませんが、カロリーに関してはかなり優秀です。
非常に低カロリーな食材ですので、ダイエット中にもピッタリですね。
そうめんを食べるよりも低カロリーなうえに、カリウムも豊富。
なので、ダイエット中にはそうめんの代替品として活用してみるのも良いかもしれません。
まとめ
見た目も調理法も不思議なそうめんかぼちゃ。
味はシャキシャキとして、クセの無いあっさりしたものになっています。
かぼちゃというのは名ばかりで、栄養の面を見ても、あっさりとした味わいを考えても、瓜をイメージした方が分かりやすいと言えますね。
地元では冬にも食べられる保存性の高い食材ですが、こちらは夏でもあっさりと美味しく食べられます。
新食感と不思議な風味のそうめんかぼちゃ。
ぜひ今年の夏は、活用したレシピにチャレンジしてみてください!