歴史ある京都で開催される、日本三大祭りの1つとして知られる「祇園祭」。
毎年多くの人出で賑わう素敵なお祭りです。
この祇園祭には、実に様々なイベントがあります。
京都の街中全てがミュージアムになったような感覚を感じられるような、素晴らしい内容のお祭りとなっています。
では、そんな京都の祇園祭の楽しみ方で、より重視したいポイントはどのようなところなのか・・・
情報をまとめてみました。
京都の祇園祭☆楽しみ方で注目は山鉾巡行
京都の祇園祭の楽しみ方を語る上で、外せないのは山鉾巡行です。
これは祇園祭の中でも、特に多くの方が注目を集めるイベントですよね。
これは、神幸祭に先立ち、中京と下京の町衆が各町に伝わる山と鉾を曳行するという内容になっています。
四条通~河原町通を巡行し、途中の四条堺町には関所があります。
こちらの関所では、「鬮改めの儀」という、巡行順を定めた籤を京都市長があらためるイベントがあります。
それから、「注連縄切り」という四条通麩屋町に立てられている斎竹に張られた注連縄を長刀鉾の稚児が太刀で切り落とす迫力あるイベントもあります。
さらに、四条河原町や河原町御池の交差点などでは、「辻回し」というものが行われます。
これらは全て、京都の歴史に触れながら、迫力を満喫できる祇園祭の見どころとなっています。
この山鉾巡行の楽しみ方としては、2014年から2度にわたって行われるようになっていますので、それを楽しむというのが1つの方法です。
2015年に関しては従来通り1度で済ませるのか、2度になるのか、まだ分かっていません。
ですが、2014年に実施された2度の巡行が行われる方法は、49年ぶりに復活した伝統あるものです。
そのため、この復活したスタイルがとられる可能性は高いですね。
1度目は前祭に行われる従来通りのもので、2度目は後祭に行われます。
2度訪れる、あるいは祇園祭の期間間じっくり宿泊するなどして、2度の山鉾巡行を楽しんでみても面白いでしょう。
それが厳しい場合には、復活したての後祭の巡行を楽しんでみるのも良いですね。
京都の祇園祭☆山鉾の楽しみ方
京都の祇園祭で外せないのが山鉾ですが、この山鉾に注目してみるのも1つの楽しみ方です。
これまでは32基の鉾が巡行していました。
ですが、2014年からは大船鉾というものが復帰し、33基の山鉾が登場するのが見どころとなっています。
どうして大船鉾がなかったのかと言うと、これは幕末に、禁門の変の影響により焼けてしまったためです。
ですが、鉾本体や懸装品が多くの人々の協力により作られ、復活を果たしたのです。
厳しい歴史を乗り越えてきた大船鉾は、一見の価値があります。
多くの人々の想いが詰まった大船鉾を拝見するのは、この京都の祇園祭りの見どころの1つであると言えますね!
前祭と後祭とで登場する山鉾は違います。
それぞれ伝統にのっとった順番であったり、くじ取り式で順番を決められて登場するものだったり・・・
毎年京都の祇園祭りに訪れている方でも、「今年はどんな順番で登場するのか」というのが楽しみになりますね。
京都の祇園祭☆文化を感じられる花傘行列
2014年からは様々な点で変化した京都の祇園祭ですが、やはり毎年定番の、注目すべきポイントもあります。
楽しみ方として、京都にはあまり訪れたことが無いという方にもオススメなのが、花傘行列です。
この花傘行列は、後祭の朝に行われます。
花傘祭りは、元々は後祭の山鉾巡行が無くなったことから、その代わりとして行われてきたものです。
後祭りの山鉾巡行が復活しましたが、それでも人気のこのイベントは、無くなることなく存続されています。
こちらは、傘鉾やお稚児さんが乗馬している様子、子供武者などを楽しむことができます。
小さな子供の姿は、やはり可愛らしく、心が和むものです。
それから、舞妓さんや芸子さんの登場もあります。
これらは全て、京都のことを詳しく知らない人でも、雰囲気を楽しめてしまう内容ですね。
1,000人近くもの人が、八坂神社からの所定コースを巡る内容となっています。
特に注目したいのは、舞妓さんの衣装と音楽です。
これは、各花街によって違いがありますので、飽きずに楽しむことができてしまいますね!
まとめ
京都の祇園祭は、様々な楽しみ方ができる素敵なイベントです。
見どころをよくチェックし、思い切り満喫しましょう!
また、京都は食べ物もおいしく、文化も素敵なところです。
祇園祭そのものを楽しむのはもちろんですが、ついでに京都のイロイロな魅力に触れてくるというのも素敵ですね。