夏バテを予防するため、なんて考えで行われる土用の丑の日の風習。
この日にはうな重を食べるという方も少なくないでしょう。
ですが、女性の場合は特に気になってしまうのが、うな重のカロリーですね。
これは一体、どのくらいあるものなのでしょうか?
また、少しでもカロリーダウンしながら、アレンジして楽しみたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、そんなうな重のカロリーや栄養素、それからアレンジレシピについて調べてみました。
うな重のカロリーはどれくらい?
まず、気になるうな重のカロリーですが、1人前353gとすると約688キロカロリー。
一般的に、1食の食事で摂取すべきカロリーは500キロカロリー前後なので、これは決して高すぎるカロリーというわけではありません。
ただし、ご飯をどれだけ入れるか、タレをどれだけかけるか、などによってもカロリーは大きく変わってきます。
ご飯は特にカロリーが高いので、ご飯を多めにした場合には一気にカロリーアップしてしまいます。
うな重に入れるご飯については、平均的には260g程度。
カロリーを考えるなら、これよりも少な目のご飯にすると良いですね。
それから蒲焼のタレは、甘辛い味付けになっていることが多いですね。
つまり砂糖やみりんといった、甘味があって高カロリーな調味料も使用されているということです。
食欲をそそる美味しい味付けではありますが、ダイエット中ならかけ過ぎは厳禁ですね。
うな重の栄養素は?
うな重の栄養素を細かくチェックしてみると、やはり多いのは炭水化物です。
これは丼ぶり物にはよく見られる傾向なので、うな重も丼ものの1つと考えれば納得ですよね。
ご飯にも様々な栄養素が含まれていますが、肝心の鰻はどうなのでしょうか?
まずタンパク質がたっぷりと含まれており、美容や健康面で役立つ食材だということが言えます。
ただし、脂質もやや多め。
なので食べ過ぎると太る原因になりますね。
ですが、この鰻に含まれる脂質というのは、DHAやEPAという成分を豊富に含む良質なものです。そのため、適度に摂取すれば体に良いということも知られています。
ビタミンやミネラルといった栄養素に関しては、モリブデン、ビタミンDの成分が豊富になっています。
ビタミンAやビタミンB1、ビタミンEも含まれ、さらに鉄や亜鉛もたっぷりです。
これらの豊富な栄養素があることから、鰻を食べると夏バテや疲労を回復するのに効果が期待できると言われているのです。
意外と低カロリーなうえに、これだけ豊富な栄養素が含まれるなら、ダイエット中の女性でも食べてみる価値ありですね。
うな重をアレンジして楽しむレシピ
夏バテ解消に役立つ成分をたっぷり含んだ鰻を使用しているうな重。
できれば低カロリーでいただきたいものですね。
そんな時には、軽くアレンジを加えてみましょう。
例えば、うな重にサラダを加えるという方法。
ご飯を少な目にして、まず生野菜のサラダを乗せて、その上に鰻を乗せ、タレをかけていただきます。
サラダがある分ボリュームが出て、ご飯を少な目にすることができますし、野菜の食物繊維も摂れます。
蒲焼のタレは、生野菜にも相性が良いので試してみましょう。
それからもう1つのアレンジ法として、ご飯にキノコを混ぜてボリュームアップするという方法もあります。
切ったキノコをお米と一緒に炊飯器に入れて炊き、これに鰻の蒲焼とタレをかけていただくという方法です。
キノコは低カロリーで食物繊維も豊富なので、ダイエットにはピッタリなアレンジですね。
特にエノキは旨みがたっぷりで、うな重のタレともよく合うのでオススメです。
うな重のカロリーを減らすためのアレンジとしては、まずご飯を減らせる工夫を考えることが重要だと言えますね。
まとめ
うな重は意外と低カロリーで、ダイエット向きのお料理です。
夏バテ防止にも役立つ上に、アレンジ次第ではさらなるヘルシーメニューにもなり得てしまいます。
夏の暑い日には、優秀なお料理であるうな重をうまく取り入れ、夏バテを吹き飛ばしてしまいましょう!