親類が故人となってから最初に迎えるお盆。
これは初盆と呼ばれ、通常のお盆よりも盛大な飾りつけをしたりしますよね。
そんな初盆飾りですが、いつから用意していけば良いのかと悩んでしまう人もいるでしょう。
それから、処分の仕方にも困ってしまったりするものです。
そこで、そんな初盆飾りについて調べてみました。
初盆飾りを飾るのはいつから?
まず、初盆飾りはいつから飾るべきものなのか、というポイントについてです。
お盆に入っているのに飾っていなければ意味がありませんし、あまりにも早い時期から飾り始めるというのもおかしいですよね。
初盆飾りの飾りつけを行いはじめるのは、8月に入ってから。
遅くとも8月13日の午前中までには済ませます。
この飾る時期に関しては、各地域や家庭でも考え方に違いがあるかもしれません。
まずは地域の親しい人などに訊いてみても良いでしょう。
提灯などは7月頃までに、早めに購入しておいた方が良いですね。
できる準備は早めにしておくこと。
これが、安心して初盆を迎えるために大切なことだと言えます。
初盆飾りの飾りつけ以外にも、仏壇の掃除なども、お盆までにきちんと済ませておきたいですよね。
8月に入ったら、毎日少しずつ、準備をしていくと良いでしょう。
初盆飾りの処分はいつ?
せっかく飾った初盆飾りですが、これはいつまでも飾り続けるというわけにはいきません。
適度なところで処分しておかなければならないのです。
では、初盆飾りを処分するのはいつなのか?
これについては、特に絶対的な決まりはありません。
ですが一般的には、お盆が済んだら速やかに片づけるということになっています。
特に人目に触れるところに仏壇がある家庭では、いつまでも初盆飾りをそのままにしていると、来客時などにだらしなく思われてしまう可能性もありますね。
8月17日頃を目安に、片づけてしまうと良いでしょう。
中には8月いっぱいは飾っておくという方もいらっしゃいますので、こちらも地域や家庭に合わせると良いですね。
それから、初盆飾りの処分の仕方についてですが、これは昔は、燃やしたり川に流したりしてきました。
ですが、環境問題や廃棄物処理の規制等により、こういったことが難しくなっています。
現代では一般ごみとして処分されますが、どうしても気になるのでしたら、紙に包み、他のものと分けて処分すると良いでしょう。
また提灯に関しては来年以降も使用しますので、埃を払い、防虫剤を入れて保管しましょう。
初盆飾り以外の準備は?
お盆には、初盆飾りを飾る以外にも、様々な準備があることを忘れてはなりません。
まず、お墓の準備。
先祖が宿るのは仏壇だけではありません。
お墓も忘れずに準備しておきましょう。
お墓は、草が生えていればむしり、雑巾等を使ってキレイに拭き取ります。
彫刻部分の汚れも、歯ブラシなどを使用してキレイに落としましょう。
仏壇の掃除ももちろん大切です。
毛バタキ、柔らかい布を使い、丁寧に埃を払っておきましょう。
それから、先祖を迎えるための精霊棚というものを準備します。
棚の上にはマコモのござを敷いて、位牌や三具足、その他のお供えものなどを飾ってください。
このように、お盆には準備しておかなければならないことがたくさんあります。
面倒に感じられてしまうかもしれませんが、どれもとっても大切な準備です。
いつから準備を始めるのか、というのは考え方は人それぞれ。
お墓の掃除などは、8月に入ったら、時間が取れる時にできるだけ早めに行っておくと良いですね。
まとめ
初盆飾りを飾るのは、8月に入ったら早めに行う、というのが一般的です。
いつから飾れば良いのか、信頼できる身近な方に訊いてみても良いでしょう。
宗派や地域による違いも考慮して、分かりにくい場合には、葬儀屋さんなどに連絡して尋ねてみるのも良いですね。
また初盆飾りの処分は、なんとなく気が咎めますが、感謝の気持ちを込めながら、一般ごみとして処分するのが良さそうですね!