節分のいわし☆地域による風習の違いは?由来や意味とは!?

冬の行事の中には、節分というものがありますよね。
クリスマスや年末年始に比べると小さな行事かもしれませんが、豆まきや恵方巻など、色々な楽しみがあります。
そして、この節分で忘れてはならないのはいわしの存在です。

では、そんな節分のいわし、地域による違いはあるのでしょうか?
こういった風習の中には、地域色が濃いものも少なくありませんが、節分のいわしに関してはどうなのか、由来や意味も併せてチェックしてみましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

節分のいわし☆地域では特に関西が有名

節分にいわしの地域は、特に関西が有名です。
地域によっては、「なぜ節分といわしが関係あるの?」と感じるほど、この風習は根付いていないかもしれません。
ですが大阪など関西の地域に行くと、節分にはヒイラギの小枝に、焼いたいわしの頭を刺したものを玄関先に飾るという風習があるのです。

そもそも、この風習が始まったのも関西からであると言われています。
平安時代にはじまった風習で、そのため、京都や奈良といった歴史的な文化の深い地域を中心に広まったのではないか、ということが考えられますね。

関西でも柊鰯を行う家庭は減ってきてはいますが、それでも奈良県などに行けば、節分の日になると玄関先にヒイラギの小枝に刺したいわしを飾ってあるのを見かけることができます。 関東から訪れた人にとっては、「何だこれ!?」となってしまう飾りかもしれませんが、これは関西に古くから根付いている意味のある節分の飾りなのです。

それから、関東での節分のいわしに関する文化をチェックしてみると、東京近郊で豆柄という、大豆の種子を除いた枝を飾るところもあるようですね。 地域により大きな違いがある柊鰯。
馴染みのない地域でも、試してみると良いでしょう。

節分のいわし☆地域によって食べることも!

節分のいわしは地域によっては、柊鰯として飾るだけでなく、「節分メニュー」として食されています。
これもまた、関西を中心とした文化であり、関東では節分だからいわしを食べるという感覚を持っている方は少ないでしょう。

関西で節分にいわしを食べる風習が根付いているのは、いわしを食べることで、体の内側からも邪気を祓うことができると信じられているからです。 いわば無病息災を祈って行われる風習といったところですね。

ちなみに、この時に食べるいわし料理には、特に決まりはありません。
シンプルに焼いたものでも良いですし、洋風にアレンジするもの良いでしょう。

ですが、関西ではいわしと同じく、節分には恵方巻をいただくという風習も深く根付いています。
この2つの風習を両立させたいのであれば、恵方巻に合わせて和食に調理するのがベストと言えますね。

焼いたいわしと味噌汁かお吸い物、そして恵方巻。
これで十分な節分の献立が出来上がりますので、節分のメニューに迷うことがなくなりそうです。

節分のいわし☆健康効果も!

節分のいわしは邪気を祓うという意味で食べられていますが、これだけだと迷信のように感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、実はいわしを食べることには、もっと現実的なメリットがあるのです。

いわしには、DHAやEPAという優れた脂質が含まれています。
これらの脂質は血液をサラサラにしてくれる働きがあり、生活習慣病予防に役立ちます。
また、記憶力を高めてくれる働きもあると言われており、頭が良くなる効果も期待できるのです。

もちろん、いわしを1度食べたからと言って、一気に健康になれるわけではありません。
ですが、体に良い魚であることは確かなので、そういった意味でも節分のいわしは試す価値ありですね!

邪気を祓い、同時に健康効果を摂り入れることができるいわし。
昔から、節分に食べるものとして大切にされてきたのが分かる気がしますね。

まとめ

節分のいわしは地域色の濃い風習の1つです。
主に関西の方々は馴染んでいるかもしれませんが、他の地域の方に話してみると、全く知らないということもあるかもしれません。
話のネタとして楽しめますので、自分が住む地域とは違う人に会った時には、話題にしてみると面白いですね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする