花粉症で悩まされる方の必需品といえば、やっぱりマスクですよね。
そんなマスク、実は「意味ない」対策であるという噂もちらほらと耳にします。
マスクを着用しても、様々な隙間から花粉が侵入し、結局辛い症状を引き起こしてしまうのだとか・・・
では、本当に花粉にはマスクは意味ないものなのでしょうか?
そこで、そんな花粉に対するマスクの効果について調べてみました。
花粉にマスク☆意味ないわけでもない!
花粉にマスクは全く意味ない・・・というのは、どうやら間違えた認識のようです。
花粉症対策のマスクに意味がないと言われる理由の1つが、マスクの繊維の粗さです。
マスクの繊維は、拡大してチェックしてみると、網目が大きく、この隙間から侵入してしまえば意味ないという考えの方がいるのです。
では、実際に「ウイルス・花粉90%以上カット!」なんて書かれているマスクでも、花粉は侵入してしまうのでしょうか?
実はこういったマスク、ウイルスに関しては非常に小さいために、網目を通ってしまい、あまり予防効果が期待できないと言われています。
ですが、花粉に関しては分子がウイルスよりも大きく、網目を通過することは少ないのです。
そのため、ほとんどのマスクが高い遮断効果を発揮し、95%以上の花粉を防いでくれると言われています。
このように、花粉にマスクというのは、決して意味のないことではないのです。
花粉にマスクは着用方法によっては意味ない結果に!
マスク自体に花粉をしっかりカットする機能があるはずなのに、「どうしても花粉症の症状が軽減されない」と悩む方もいらっしゃいます。
このような方は、意味ないマスクの使い方をしている可能性があります。
もう1度、正しい使用方法を見直してみることが必要ですね。
まず、花粉をマスクでしっかり遮断するためには、隙間を作らずに活用することが必要です。
口は塞いでいるけれど鼻は丸出し、なんて状況は論外です。
これでは絶対に、花粉症の症状を軽減することはできません。
花粉は鼻からもたっぷり侵入してきますので、鼻まで丁寧に覆います。
そして、鼻と頬の部分にあるワイヤーを曲げて、お肌にフィットさせなければなりません。
ここに隙間が生じると、たくさんの花粉の侵入を許してしまうのです。
花粉対策のためにマスクを活用するためには、とにかくマスクと皮膚との間に隙間が生じないように装着する、ということが重要ですね。
花粉対策のマスクの選び方
花粉対策にマスクを有効活用するためには、マスク選びにもこだわることが大切です。
マスク選びの際に大切にしたいのは、機能性よりもサイズやフィット感です。
隙間があると花粉の侵入を許してしまい、意味ない存在となるマスクは、自分の顔のサイズに合い、しっかりフィットしている物を選ぶ必要があります。
それから、肌にしっかり密着させるのが基本ですから、肌に触れている部分が刺激にならないことも大切です。
こすれて肌が傷まないよう、優しい素材のものを選びましょう。
また、医療用のマスクなど高機能で花粉をカットする率が高いものもありますよね。
こういったものは高額で、なかなか交換しにくいものです。
マスクを花粉症対策に活かす際には、どちらかといえば機能性よりも衛生面を保つ工夫が必要です。
安物でも良いので、こまめに交換することを重視してみましょう。
まとめ
花粉症対策の定番アイテムであるマスク。
これは決して意味ない代物などではありません。
感染症対策としては賛否両論ではありますが、花粉を防ぐ効果としては、かなりの高い遮断率を示しているのです。
花粉症対策には、マスクとメガネ。
これで完璧装備をしておけば、痒みやくしゃみといった辛い症状も軽減され、花粉の季節を快適に乗り切れる可能性大ですね!
機能性だけでなく、毎日着用しやすい価格帯や素材など、自分にピッタリなものを選んでみましょう!
また、マスクをするとスチーム効果で肌が保湿されます。
これは、乾燥しやすい春という季節に嬉しい効果でもありますね。
保湿効果によりウイルスも活動しにくくなりますし、花粉症対策に用いるマスクには、実に色々なメリットがあるのです。