たけのこはあくぬきをしないと食べられない食品、という印象がありますね。
では、本当にそうなのでしょうか?
もしあくぬきせずに食べた場合、どんなことが起こるのでしょうか?
また、同時にあくぬきの簡単な方法についても知りたいところです。
例えば重曹を使う方法などが知られていますが、どんな風に行うのか、気になりますね。
そこで、そんなたけのこのあくぬきについて解説していきます。
たけのこのあくぬき☆しないとダメ?
たけのこのあく抜きはとても面倒な作業。
できることなら、たけのこをあくぬきしないで食べたいという方もいらっしゃるでしょう。
実は、たけのこのあくぬきをしないで食べることは、不可能ではありません。
例えば採れたての新鮮なたけのこであれば、あくぬきをしなくても、そのままいただくことができます。
ただし、これはあくまでもたけのこ堀りに行き、その場でいただいた場合のみにできることですね。
自宅に持ち帰る頃には、すでにあくぬきが必要な状態になっていることが大半です。
なぜたけのこにあくぬきが必要なのかというと、これは時間の経過と共に、たけのこにえぐみが出てきてしまうからです。
特に新鮮なものはえぐみが強くなってしまいます。
そのため、たけのこ堀りに行った後、自宅に帰るまでに時間がかかったり、お店でたけのこを購入したりした場合は、すぐにあくぬきをしないと、おいしくいただけないのです。 あくぬきは、えぐみや苦みが増えてしまうのを防ぐための方法です。
山菜はえぐみの強いものが多いので、きちんとあくぬきすることが、おいしくいただくためのコツなのですね。
たけのこのあくぬきの簡単な方法
たけのこのあくぬきは必要な下処理であるということが分かったところで、「でもやっぱり面倒だから簡単に済ませたい」というのが本音ではないでしょうか?
たけのこはあくぬきをするのに数時間かかるので、とても手間がかかる印象がありますね。
そんなたけのこのあくぬきを簡単に済ませてしまえる方法もあります。
用意するのはたけのこと米ぬか。
まずたけのこの皮を剥いたら、鍋に水をはって、たけのこと米ぬかを加えて煮立てます。
沸騰したら5分ほど中火で煮込み、あとは火を止め、ゆで汁が自然に冷めるまで放っておくだけです。
基本的には放置なので、特に手間はかかりません。
ですが、ゆで時間はたけのこの大きさによっても異なります。
大きいたけのこの場合は、5分では火が通らない可能性があります。
爪楊枝などで挿してみて、柔らかくなっているかどうか確認してください。
もし硬いようなら、ゆで時間をプラスします。
できるだけ時短でゆで上げるために、たけのこをある程度の大きさに切ってから茹でるという方法もあります。
大きすぎるものは半分、あるいは1/4程度にカットしてからあくぬきしてみましょう。
たけのこのあくぬき☆重曹を使う方法
たけのこのあくぬきは重曹を使って行うこともできます。
あくぬきと言えば米ぬかが定番ですが、米ぬかはなかなか、手に入らないという方もいらっしゃいますよね。
その点、重曹なら気軽に手に入れることができます。
方法はとても簡単で、たけのこの革を剥いて茹でやすい大きさにカットしたら、鍋にたっぷり水を加えます。
水2Lに対して重曹6gを加え、たけのこも加えて中火にかけます。
沸騰したら火を弱めて煮込んでいくと、白いアクが出てきます。
たけのこが柔らかくなるまで茹でたら、ゆで汁はそのまま捨ててしまいます。
あとは流水で洗えば良いだけです。
一般的なたけのこのあくぬきでは、長い時間放置しなければ使えないというデメリットがあります。
ですが重曹を使った方法なら、すぐに使えるので便利ですね。
まとめ
たけのこのあくぬきはしないと美味しくいただくことが難しいものです。
一見、面倒に思えるあくぬきですが、実は意外と簡単にできてしまいます。
たけのこを手に入れたら、自分で「あくぬき」にチャレンジしてみましょう!
下処理された水煮とは、また違った新鮮な美味しさを楽しめるでしょう。