お歳暮の時期のマナーとは!?夏のお中元との違いはどこにある?

お歳暮の季節になると、何を贈れば良いのか、守るべきマナーはどのようなものなのか、色々と悩まされてしまいますよね。
1年の感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮ですが、やはりマナーについてはしっかり守り、贈った相手が気持ち良く受け取れるようにしたいものです。

では、例えばお歳暮の時期のマナーとしては、いつからいつまでが良いのでしょうか?
また、のし紙やお歳暮の中身、夏との違いなども理解しておくと、より失敗のない贈り物をすることができますね。

そんな気になるお歳暮のアレコレを調べてみました!

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お歳暮の時期のマナーとは!?

まずはお歳暮の時期のマナーについてチェックしてみましょう。

そもそもお歳暮とはどのようなものなのかと言うと、年越しの「御霊祭」で、するめや塩ぶり、数の子、塩サケなどをご先祖様の霊にお供えしたことから始まった風習になります。 この時、嫁いだ娘などが本家に持ち寄ったところから、お歳暮が始まっています。

つまり、本来はお歳暮というのは、年末の時期に嫁いだ娘や遠方の親戚などが、ご先祖様の霊、歳神様にお供えするものを本家に贈る風習なのです。 これが徐々に「日頃お世話になっている方に、1年の終わりを前に感謝の気持ちを伝える」という方向性に変わってきたのが、現代のお歳暮ですね。

そのため、お歳暮の時期のマナーとしても、やはり年末に贈るという点を大切にする必要があると言えます。
基本的な時期は、12月上旬〜12月25日までとなります。
12月25日を過ぎると、お正月準備も始まるため、25日までというのが守るべき重要なマナーとなっています。

贈り始める時期については地域によって違い、12月13日からというところもあれば、12月10日からというところもあります。 もし、この時期を逃してしまった場合、年を超えたら御年賀として贈りましょう。

お歳暮は年の暮れを意味する言葉なので、年を超えてから贈るものには適しません。
ただし、御年賀も1月7日の松の内まで、あるいは関西では15日までと決まっています。
これらの時期も過ぎるようになれば、寒中御見舞いとして、2月3日までに贈りましょう。

お歳暮は贈る時期によって呼び方が変わります。
のし紙の表書きも変わってきますので、マナーをしっかり守りましょう。

お歳暮の予算やのし紙などのマナーは?

お歳暮の時期のマナーが分かったところで、次に気になるのが予算やのし紙などのマナーですね。

まず予算についてですが、これは「高ければ高いほど良い」というものではありません。
基本的には、3,000円〜5,000円程度の予算が相場とされています。

確かに高額な高級品は惹かれるものがありますし、贈れば相手に喜んでもらえるのではないか、という気持ちになってしまいますよね。 ですが、高いものはやはり、贈る側にとって大きな負担に感じられてしまうこともあるでしょう。
毎年のお歳暮が負担になって付き合いにストレスを感じるようでは、意味がありません。

細く長くのお付き合いができる範囲内の予算、と考えるのが一般的です。
特にお歳暮が近づくと、各売り場では早割などの割引が設けられますので、できるだけお得に良い商品をゲットして、贈るようにしてみましょう。

それから、のしについてですが、のしの表書きは「御歳暮」や「御歳暮御伺」とします。
紅白の蝶結びの水引きのものを用いて贈りましょう。
ただし、肉・魚などの生ものを贈る際には、のしを付けないのがマナーとなっています。

また、もう1つ気になるのがお返しについてですが、基本的にはお歳暮にお返しは不要となっています。
お礼状を書けばOKなので、御歳暮が送られてきたら、感謝の気持ちを手紙にして、贈るようにしましょう。

お歳暮☆夏との違い

お歳暮は時期のマナーなどが難しく感じられる方も多いでしょう。
では、そんなお歳暮、夏の時期に贈るお中元とはどんな違いがあるのか、というのも気になるところですよね。

まず夏の贈り物であるお中元は、1年の折り返しである時期に、半年間お世話になりましたという気持ちを込めて贈ります。
それから、暑さの厳しい夏に体調を崩さないよう、相手を気遣う贈り物でもあります。

お歳暮は歳の暮れに贈る1年間の感謝を込めた贈り物です。
来年もよろしくお願いしますという意味も込められています。

さらに内容についても、お歳暮とお中元とでは違いがあります。

夏場は食欲が低下しやすいので、あっさり食べやすいそうめんやゼリー、アイスなどが一般的ですね。
また、ジュースなどを贈る方も多いでしょう。

これに対して冬のお歳暮は、ハムやソーセージ、お肉など、ガッツリ、そしてみんなでワイワイいただけるような内容が多くなっています。 年末年始は人が集まることも多いので、その時に利用できるようにということですね。

これらの違いを知っておけば、より内容の濃い贈り物ができるでしょう。

まとめ

お歳暮の時期のマナーは、基本的には12月上旬〜12月25日まで。
ですが、地域により多少の違いがあるので、時期を含め様々なマナーについて、地元の方に尋ねて下調べしておくのが良いでしょう。 夏のお中元との違いも理解して、贈る内容にも配慮すれば、「マナーのきちんとした人」という良い印象を持ってもらえるかもしれませんね。

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