インフルエンザの予防接種の時期。子供におすすめの時期は?

秋が深まり、空気が冷たく乾燥してくると流行りだすのが風邪やインフルエンザです。
特に、インフルエンザは風邪の症状に比べると高熱や筋肉痛、関節痛といった全身症状が強く出るなどとても辛い思いをすることになります。

インフルエンザを予防する最も効果的な方法としてワクチン接種があります。
予防接種を受ければ絶対インフルエンザに罹らないという訳ではありませんが、インフルエンザに罹患しても症状が軽くて済むといわれています。

小さな子供の場合、インフルエンザに罹ると重症化したり、肺炎やインフルエンザ脳症などの合併症を併発する心配もありますから、流行に入る前にインフルエンザの予防接種を受けるようにするとよいでしょう。

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子供へのインフルエンザ予防接種、おすすめの時期は?

保育所や、幼稚園、小学校などに通っている幼児~児童は集団の中でインフルエンザにかかる可能性が高くなっています。

インフルエンザに罹ると出席停止扱いとなるため、共働きの家庭などでは仕事を休んで看病する必要があります。

また、インフルエンザに罹患した子供に異常行動を起こす可能性があると注意が呼びかけられています。

これらのことから、子供へのインフルエンザワクチンの接種を検討している人が多いのではないでしょうか?

では、いつ頃予防接種を受けるのが効果的なのでしょうか。

13歳未満の子供の場合インフルエンザの予防接種は2回受けることになります。
1回目と2回目の間隔は1~4週間となっています。

予防接種後2週間位でワクチンの効果が期待できるようになり、5ヶ月程度は効き目があるといわれています。

例年インフルエンザ流行のピークは年が明けた1月中旬~2月ですが、この時期に最も効果を高めるのであれば、11月中旬頃に接種するのがよいようです。

ただ、この時期は風邪にかかる子供も多く、予約していても体調が悪くて摂取できなかったという話も聞きますから、これより早目の10月中旬頃に1回目を接種し、11月に2回目を接種するように計画するとよいでしょう。

赤ちゃんへのインフルエンザ予防接種はいつ頃からできる?

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乳幼児へのインフルエンザ予防接種は生後6ヶ月以降であれば可能とされていますが、1歳未満の乳児に対するワクチンの効果については証明されていないことから、多くの医療機関では1歳未満へのインフルエンザの予防接種は行っていないようです。

赤ちゃんに痛い思いをさせてワクチンを注射するよりは、両親や家族がワクチン接種を受けたり、うがい・手洗いをこまめに行う、部屋の温度・湿度に注意し換気をして空気を入れ替える、流行している時期は人混みを避けるようにするといった対策をとるようにしてインフルエンザを予防するようにしましょう。

インフルエンザワクチンと他の予防接種を受ける順番は?

幼児期には、麻しん、風疹や日本脳炎、三種混合など様々な予防接種があります。

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンなので、1週間を過ぎれば他ののワクチンを受けることができます。

麻疹風疹ワクチンは生ワクチンなので接種後4週間は他の接種をすることができません。

三種混合や日本脳炎などは不活化ワクチンなので接種後1週間すれば別のワクチンを受けることができます。

ワクチンの種類によっては2回、3回の接種が必要なものもあるので、これらの予防接種とインフルエンザの予防接種時期が重なる場合には、かかりつけ医と相談して接種スケジュールを立てるようにしましょう。

母子手帳にはインフルエンザを含め全ての予防接種について記録するページがありますので、予防接種を受ける時には持参して記録してもらうことで、接種時期の調整や接種忘れがないかなどの確認に役立てることができます。

インフルエンザ予防接種時期についてのまとめ

子供を含めインフルエンザの予防接種は受けないという人も結構いるようですが、高熱や関節痛、筋肉痛など辛い全身の症状が出ることや子供の場合異常行動が見られたり、インフルエンザ脳症を発症するおそれがあることを考えると、ワクチン接種を受けておくことで、リスクを軽減させることができますから、流行する前に接種することをオススメします。

小児科など医療機関では10月頃からインフルエンザの予防接種を受け付けているところが多いので、早目に予定を立てて、接種時期を逃してしまうことがないようにしたいものですね。

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