非常食☆インスタントのラーメンを活用することは可能なの?

インスタントラーメン 非常食

防災の日を機会に、災害時の備えについて、あらためて考える方もいらっしゃいますよね。そんな防災の備えで、特に気になるのはやっぱり、非常食ではないでしょうか?

最近では専用のレトルト食品も多数販売されていますが、もしもの時に、身近にある食品が使用できたら便利ですよね。例えば、インスタントのラーメンを活用することは可能なのでしょうか?

そこで、そんな気になる非常食におけるインスタントのラーメンの使用方法について調べてみました。

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非常食としてのインスタントラーメン

まず、非常食としてのインスタントのラーメンがどう活躍するかについてです。実はこれに関しては、期待通りの活用はできないと考えた方が良いと言えます。

インスタントラーメンと言えば、カップ麺なら使い捨ての器が付いており、お湯さえあれば短時間で簡単にできて、お腹を満たすことのできる便利な食品。だから、非常食にはピッタリなイメージなのに、どうして役立たないと考えられるのか疑問に感じますよね。

まず、その理由として大きいのが、「水」、しかも「お湯」が必要であるということです。災害時には、安全な水を用意することさえ難しい状況になるケースが少なくありません。

ましてや、火を使えるかどうかも分からない中で、インスタントのラーメンを調理するのに使用できるお湯の確保は非常に厳しと言えるでしょう。

ならば、そのままの状態でかじればなんとかなるのではないか、と考える方もいるかもしれません。確かに中には、スナック菓子のような感覚でかじって、小腹を満たすことができるインスタントのラーメンもあるでしょう。

ですが、実はインスタントのラーメンというのは意外と賞味期限が短く、いざ食べようと思ったら、賞味期限切れになっているケースもあるので注意が必要です。

しかも、栄養面もイマイチなので、少ない食料で効率的に栄養を摂っていきたい非常食としては、あまり役立つとは言えないのですね。

非常食用のインスタントのラーメンもあり!

一般的に販売されているタイプのインスタントのラーメンは、非常食には不向きですが、それでも被災時に美味しいラーメンを楽しみたいという方もいるでしょう。

そのような場合には、非常食用に販売されているインスタントのラーメンもあります。美味しい防災食というシリーズのもので、こちらは賞味期限が5年もあるので、非常食にはピッタリですね。

しかも保存容器がレトルトパックのような入れ物になっており、被災時に少々の衝撃を受けたとしても、耐えられる仕様に仕上がっています。そのため、防災グッズの中に入れておくのにも安心です。フォークも付属しているので、温かいお湯さえあれば、被災時でも美味しいラーメンをいただくことができるというわけです。

ただし、やはりこちらもお湯の準備は必須。状況によっては使用することが難しくなることもあると考え、水でも作れる非常食などを同時に用意しておいた方が安心でしょう。

非常食☆インスタントのラーメンに革命!?

一般的に販売されるチキンラーメンやカップヌードルといった商品は、基本的には非常食の条件を満たさないものであるということが分かりました。

ですがその点を改善し、より長期の保存を可能にし、容器を強固にした非常食向けの商品も開発されています。それが、カップヌードル保存缶やチキンラーメン保存缶です。

金属製の缶の中に、麺とかやく(スープ)パック、さらに紙パックと折り畳みフォークが、2食分入っています。それから脱酸素剤を入れ、缶の内部は無酸素状態にされています。こうして吸湿をしっかり抑えることにより、3年という長期保存を可能にしています。

基本的にはインスタントのラーメンの賞味期限は半年程度。これでは頻繁に入れ替えなければなりませんが、このように3年もの期間、美味しくいただけるのであれば、充分に非常食として活用できると言えるでしょう。

また、調理する際に直接手が触れないよう、麺もフィルムで包装されており、衛生面にも配慮があります。震災が起こった時に、普段食べなれた味を思い出したいと感じた際、このようなものがあると嬉しいかもしれませんね!

まとめ

意外と非常食にするのは難しいインスタントのラーメン。ですが、様々な企業の努力により、非常食として成り立っているものもあります。

ただし、どうしても保存の観点からも乾麺となり、お湯が無ければ美味しくいただけるものに仕上がらないというのが難点ですね。

それでも、お湯さえ準備できれば美味しいラーメンが、震災時でも食べられるというのは、とっても嬉しいポイントですね!

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